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地方参政権・日本市民もスクラム

有志らが新宿で街頭活動



東京新宿でビラなどを配布するメンバーら

 定住外国人への地方参政権付与は日本社会の国際化のバロメーター、と日本の市民有志が十三日、東京・新宿で趣旨を理解してもらおうとビラなど三万枚を配布した。

 今回の活動は、十一月に在日韓国青年会が原宿で実施した参政権街頭アピールに協力した日本市民たちが、地方参政権は日本社会の問題と自発的に集まって行われたもの。また、趣旨に感激した青年会中央のメンバーら五人も活動に参加し、一緒に地方参政権の付与を訴えた。

 買い物客らでごった返す中、地方参政権付与に理解を求めるビラを配布しながら大声で呼びかけた。当日参加した日本人有志十人はは、今後も参政権を求める活動を展開したいと「ワールド・フレンドシップ」(仮称)を設立した。

 とよしま正雄・新宿区議会議員は「定住外国人は税金も払っている。地方参政権を付与されて当然の人たち。それを与えないのは日本社会の問題」とビラを配布する手に力を入れていた。また東京大学学生の浅井伸行さんは「ないがしろにされてきた人たちの声が反映されなければ日本の国際化は程遠い」と活動に参加した動機を語っていた。

(1998.12.16 民団新聞)



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