民団新聞 MINDAN
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◆車範根が今世紀アジア最高スター

 ドイツサッカー歴史家協会が、車範根韓国前代表監督を、今世紀最高のアジアサッカー選手に選んだ。
 ドイツの日刊紙、フランクフルト・ルントシャウは11日、ドイツサッカー歴史家協会が、20世紀に最も抜きんでた活躍を見せたアジアサッカー選手として、車範根前監督を選んだと報道した。表彰式は来年1月11日に行われる。車前監督は、現在、中国プロサッカー平安チームの監督になっている。


◆韓国で「影武者」も封切り

 日本の大衆文化が段階的に開放されることになった韓国で12日、黒沢明監督の「影武者」が封切られた。韓国では5日に北野武監督の「HANA―BI」が日本映画第1号として封切られており、「影武者」は「HANA―BI」に続いて上映される日本映画となった。
 ソウル市鍾路区のソウル劇場では、初回の上映に若者や年配層を中心に約250人が足を運び、比較的好調な出足をみせた。


◆韓国の返済をIMFが評価

 国際通貨基金(IMF)のカムドシュ専務理事は9日、韓国政府が緊急融資のうち28億ドルの返済を決めたことについて「韓国が金融危機から脱する重要な分水嶺となる」と歓迎する声明を出した。
 声明は「韓国は対外的地位を著しく強化し、利用可能な外貨準備470億ドルを積み立てた」などと韓国経済の立て直しを評価した。


◆なつかしのダルマストーブ

 「昔のストーブを知ってますか」。ソウルや首都圏ではすっかり見られなくなっただるまストーブ。しかし、地方ではまだまだ健在だ。
 江華道のある小学校の教室で活躍中のストーブ。今や、博物館入りしただるまストーブだが、調べたところ、まだまだ地方ではこのような昔のスタイルのストーブが健在だ。冷たい風の中でも元気に遊ぶ子どもたちの体をしっかりと温めている。


◆世界最大のツリー、今年もライトアップなし

 IMFの影響がクリスマスにも及ぼしている。大田エキスポ公園にそびえ立つ、世界最大のツリー、「ハンピッ(ひとつの光)タワー」が今年もライトアップを断念した。その理由は、IMF体制の影響で失業者、ホームレスが増加するなど、経済困難が続く中、膨大な費用をかけて大型ツリーをライトアップするのは望ましくないと判断したためだ。
 ライトアップには、1万5000メートル分の電線や7万個のイルミネーション、ツリー制作技術者200人など1カ月で約2億ウォンという膨大な費用がかかる。このため、大田エキスポ財団ではツリーのライトアップを今年も中止する代わりに、大晦日にホームレスたちを公園に招き、暖かい食事の提供を行うことにした。


(1998.12.16 民団新聞)



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