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国民の努力で外貨危機克服

今年は経済再成長の兆し
金大中大統領が新年辞で強調



 金大中大統領は新年辞を通じて、「昨年、我々は破産の危機に陥った国を救おうと、苦痛を耐え、全力を尽くした国民みなさんのおかげで、ついに外貨危機から脱し、経済が再び成長に向かう兆しを見せた」と、一九九九年が明るい展望に変わると強調した。
 (全文別掲)

 とくに経済危機克服問題では、「金融、企業、公共部門、労働など四大改革を成功させ、国の経済を回復させたいという一念で国民一人ひとりが全力で救国の隊列に参与した」とし、「その結果、韓国は改革を通じた経済危機の克服で世界の模範になった」と示した。

 南北韓の関係では、「北韓は一方でセン水艇の浸透、ミサイル発射、地下の核疑惑施設の構築など、挑発的な行為を繰り返している」と指摘しながらも、「金剛山観光をはじめ南北間の交流、協力が始まり幅広い分野で慎重ながらも変化の兆しも見せている」とし、「太陽政策」の継続を明示した。

 また、二十一世紀を成功裏に開拓していくには、民主主義と市場経済を同時に発展させ、世界最高の競争力を備えなければならないとし、(1)知識基盤国家の建設(2)付加価値の高い産業の活性化(3)労使運命共同の新しい労働文化定着―を目標にあげた。

 さらに、「第二の建国運動」を通じ、官民の意識改革がなされれば、必ず再跳躍が見えると述べている。

(1999.01.13 民団新聞)



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