民団新聞 MINDAN
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◆初の刑務所歴史館オープン

 このたびソウル西大門独立公園内に、初の「刑務所歴史館」がオープンした。元来、京城監獄として1908年に建てられた。日帝占領期間の1912年から45年まで西大門刑務所と呼ばれ、多くの独立運動家が投獄され拷問や死刑が行われた。

 地下1階、地上2階建てで、同刑務所の設立から現在までの変遷過程を立体映像で体験できる映像室をはじめ、同刑務所に関するさまざまな資料が展示されている資料室、死刑場の模型を立体的に展示した獄中生活室、日帝によるさまざまな拷問を文献から再現した拷問室などがある。交通は地下鉄3号線で独立門駅下車。入場料は大人1,000ウォン。問い合わせは82−2−363−9750。


◆ミランダホテルで文化体験

 京畿道利川のミランダホテルは10人以上の団体観光客を対象に、陶磁器作りやプルコギ、キムチなどのクッキング実習、ビール工場の見学などが楽しめる体験プログラムを提供している。陶磁器作りはホテルから車で5分の距離にある海剛陶磁美術館を訪問し、青磁2点の制作を体験する。完成した作品はに桐箱に包装して日本の自宅まで郵送してくれ費用は総額10万ウォン。

 プルコギ料理実習はホテル内で行われ、所要時間は約1時間。作った料理で夕食を取る。参加費用は2万ウォン。キムチ漬けプログラムは、近隣のキムチ工場を訪問し、製造工程を見学した後実際に漬けて持ち帰る。費用は3万ウォン。詳しい問い合わせはミランダホテル82−336−633−2001まで。


◆多目的寺院「観門寺」がお目見え

 仏教関連の国際会議や各種イベントを開催できる施設を備えた寺院「天台宗観門寺」がソウルの牛眠山の麓にこのたびオープンした。延べ建坪6,500坪に地上7階、地下4階建てで、4カ国語で同時通訳が可能なシステムを備えた大小会議室や260席の結婚式場、照明装置や大型スクリーンを備えた多目的ホール、600人収容可能な大食堂などを備えている。

 また、図書館、研究室、放送室、合唱練習室などさまざまな設備が整っており、仏教界の国際交流場として注目されている。


◆中国人観光客の入国を簡素化

 韓国政府はこのたび中国人観光客の入国便宜を図り、訪韓ビザの手数料を引き下げ、提出書類を簡素化した。特に、ノービザで入国できる済州道への団体入国はこれまでの10人以上から5人以上に引き下げられ、家族単位での観光が容易になった。個人旅行においても過去に入国経験があれば済州道のノービザ入国が許可される。

 また、外交、公務、因公旅券所持者で、済州にノービザで入国した場合、済州出入国管理事務所に申請すれば、ソウル、釜山、慶州などの地域も観光できる。

(1999.01.13 民団新聞)



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