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大阪韓国文化院が3月にオープン

韓国図書1万冊、ビデオも大量に完備
総領事館・玄関前に大きな太極旗も



玄関前に掲げられた大きな太極旗が
御堂筋を歩く人々の目を引いている

 【大阪】駐大阪韓国総領事館(尹ヘギュ総領事)の一階から三階までを利用、関西地域初の「韓国文化院」が三月、オープンする。総面積は合わせて八七九・二平方メートル(二百八十坪)と、世界十カ所にある同文化院のなかでは最大規模だ。

 一階(一二五・六平方メートル)は韓国の文化・芸術を紹介するコーナーで、韓日両国芸術家の共同発表の場ともなる。二階の図書室には、韓国民族文化大百科事典をはじめとする文化美術、社会関連、総合年鑑などの関連書籍一万冊をそろえ、一般にも貸し出す。このほか「マルチメディア室」には二台のコンピュータを備えており、インターネットを使って誰でも韓国の主要機関のホームページにアクセスできる。

 三階はビデオプロジェクターを置いた映像サロンとなっている。ここでは韓国に関する各種講座やセミナーが開催されるほか、在日同胞文化人の交流の場として開放していく。

 十八日、同総領事館での記者会見に臨んだ尹総領事は、「ソフト面での韓日文化交流を推進し、在日同胞とともに交流のできる文化サロンを考えている。韓国からは青瓦台の瓦を取り寄せ、改装工事にいかしたい」と抱負を述べた。

 韓国文化院の開院を契機に、屋上のほか御堂筋に面した玄関口にも、四日から特大の太極旗を掲げている。金大中大統領の訪阪で、韓日友好ムードがこれまで以上に高まっていることから実現させた。  問い合わせは同総領事館公報官室(06・6213・1401)まで。

(1999.01.20 民団新聞)



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