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同胞学生の本名就職をめざし

来月15日に大阪で就職セミナー



■学生に「不況でも門戸開いている」

 【大阪】第五回在日コリアン&マイノリティー就職教育セミナーが三月十五日に開かれる。昨年、就職協定が廃止されたことに伴い、同セミナーの開催も一カ月早くなった。

 今年は「本名」で「就職」をテーマに、一部では企業の人事担当者や本名就職を果たした同胞OBなどから就職についてのアドバイス、二部では参加企業の各ブースに分かれて個別の説明会が開かれる。


■東京からも後援団体

 昨年は賛同企業が五十社にのぼり、十五社がブースを公開した。今年はまだ打診中という段階だが、新たに東京人権啓発企業連絡会が後援団体に加わった。今回も大阪市営地下鉄の全駅に開催ポスターが掲示されるほか、大阪市近郊を走る京阪電車の十駅でも参加募集の案内がお目見えする。


■企業に「学生の真剣さ知って」

 「不況下で社員募集が減少しているが、同胞学生に多くの企業が門戸を開いていること、企業には就職にかける学生たちの真剣な姿勢を知ってほしい」と、セミナーを主催してきた大阪国際理解教育研究センターでは、日本社会の「内なる国際化」を訴え続けてきた。同センターの呉成徳事務局長は、「本名で生き生きと働くことのできる職場を広げていきたい」と語る。

 会場は大阪国際交流センター(近鉄「上本町」駅下車)で、午後一時半から受付開始。大学生、短大生、専門学校生を対象に、一年生からの参加も歓迎する。参加費は無料。

 問い合わせは大阪国際理解教育研究センターへ。電話06(6882)6688、FAX06(6882)6676。

(1999.02.24)



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