民団新聞 MINDAN
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◆トランジット利用ツアー定期実施へ

 金浦国際空港を経由するトランジット客のために、短い滞在時間内で韓国の名所を観光できるよう試験的に開発された「シティツアー」が好評のため、引き続き定期的に実施されることになった。

 このツアーは午前8時30分に金浦空港をスタートし、青瓦台、景福宮、国立民俗博物館などを観光して午後1時に空港に戻るもの。価格は大人18ドル、子供13ドルで昼食は別途。予約は金浦国際空港第1、2庁舎の韓国観光公社案内カウンター(02・665・0088)、またはキムズトラベルサービス(02・323・3361)で受け付けている。


◆旅行者に人気の伝統工芸品

 韓国観光公社が運営する空港免税店で最近、土産として韓国伝統工芸品が人気を呼んでいる。98年1月〜10月の期間中の売り上げは前年同期比で120%増加した。

 特に外国人に人気のある商品は、韓国固有の象嵌(サンガム)技法を活用した双盒(サンハプ)、宝石箱などの漆器、陶磁器、伝統メドプを利用した壁掛けアクセサリーなど。この他にも伝統模様を刺しゅうしたクッションや財布なども人気のアイテムで、主に日本、中国、香港、シンガポールといったアジア地域からの旅行者に好評だ。


◆ソウルタワーで杖・仮面展開催

 ソウル南山のソウルタワー内にある地球村民俗博物館で5月末まで、「韓国大統領の杖展」「世界の珍しい杖展」「世界の珍しいタル(仮面)展」が同時開催されている。

 韓国大統領の杖展には、李承晩初代大統領や現役大統領の金大中大統領など歴代大統領の杖6点が展示されている。

 世界の珍しい杖展には、館長自らが世界150余カ国を旅して収集した杖300点のうち地域的な特性が現れたものや珍しいものが展示されている。

 また、世界の珍しいタル展では、国宝や重要無形文化財に指定された韓国の伝統タル70余点と、同館所蔵の世界2000余点の中から興味深いタル数十点が厳選され展示されている。

 この他にも5月1日から8月30日まで世界人形展も開催される予定だ。問い合わせは同館(82・2・773・9590)まで。


◆「ダビデと聖書展」開催

 ソウルにある芸術の殿堂ハンガラム美術館で現在、「ダビデの都市と聖書の世界」をテーマにした展示会が3月28日まで開催されている。

 昨年12月に始まった同展示会では、過去数10年間にエルサレムの古都であるダビデ城で発掘された遺物をはじめ古代イスラエルの近隣地域から出土した古代近東地域の遺物など400余点が展示されている。入場料は大人8,000ウォン、中・高校生6,000ウォン、小学生4,000ウォン。問い合わせは同館(82・2・751・9653)まで。

(1999.02.24 民団新聞)



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