| 修了証を受け取る受講生 |
在日同胞と日本市民が机をともにし韓国語をはじめ韓国の歴史や文化を学ぶ、民族大学の常設教室、「東京コリアン・アカデミー」の第二期(昨年十一月に開講)は、「韓国史」と「文化教養」講座が二月二十七日、全講座を終え修了した。
修了式には中央本部の鄭夢周副総長兼文教局長、主管先の民団東京本部から金珍寧・教育委員長らが出席、修了証を手渡したあと、「みなさんにとっては新たな発見の場になったと思う。韓日と在日同胞が近くて近い関係になる礎にしてほしい」とあいさつ。
講師陣を代表して李進煕・和光大教授も「同胞には自国の歴史学習、日本のみなさんには隣国の歴史を学ぶ機会だった」とし、「韓国の土」になった浅川巧氏の生き方を取り上げ、異文化共生理解の大切さを述べた。修了生はこのあと別室で「卒業パーティ」を行い歓談。修了生の間からは「日本では学べない貴重な講座でした」「ぜひ韓国歴史探訪ツアーを」との声があがった。
第三期は「韓国語」だけは春に、「韓国史」と「文化教養」については、さらに講座の充実化を図り、秋に開講する予定だ。
(1999.03.03 民団新聞)
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