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◆韓日自治体首長会議開催へ

 2002年サッカー・ワールドカップ(W杯)の朴世直・韓国組織委員長は両国のW杯開催自治体首長による会議とセミナーを6月10日から12日までソウルで開催する計画だと発表した。

 W杯の韓日共同開催決定3周年を記念し、開催自治体間の対話と交流を促進するのが目的で、討論会や共同宣言の採択などを行う見込み。


◆日本文化開放・放送番組もOK

 韓国の政府諮問機関「放送改革委員会」は2月26日、放送番組などに関する改革案の中で、日本の放送番組に関してメディアや分野別に段階的開放を進める方針を示した。

 改革案によると、放送メディアとしてはラジオ、衛星放送、有線テレビ、地上波の一般テレビの順に開放を実現し、分野別では、ドキュメンタリー、ニュース、ドラマ・娯楽番組へと段階的な開放をめざす。


◆韓国の生産指数やや回復

 韓国の統計庁が2月25日まとめた一月の産業活動統計によると、鉱工業生産指数が前年同月比14・7%、卸小売り指数が同2・8%それぞれ増加するなど、景気がやや回復基調にあることをうかがわせた。

 特に、卸小売り指数が前年同月比でプラスとなったのは97年12月以来で、同年10月からマイナスが続いていた消費財出荷指数も7・6%とプラスに転じた。

 しかし、生産設備の平均稼働率は前年同月比で69・2%にとどまっており、統計庁は「景気は昨年末に底を打ったと思うが、最近の円安傾向を考えるとまだ楽観できない」としている。


◆2002W杯で韓日共同ビデオ

 2002W杯の韓日共催成功に向けて、韓日両国を紹介するビデオが制作された。このビデオは、韓国の文化観光省と日本の外務省などが共同制作。毎年1作ずつ2002年まで、4本制作する。

 1作目は日本側が制作し、韓日両国の四季の移り変わりや伝統のお祭りなどが紹介されているほか、少年サッカーチームの交流や、昨年のフランスW杯で行わ韓日共同応援団の様子など、サッカーを通じた両国の結び付きを紹介している。

 ビデオは、英語やフランス語などにも翻訳されて、世界のおよそ80か国のテレビ局を通じて放送される。


◆クロアチア選手が韓国に帰化

 韓国プロサッカー(Kリーグ)釜山大宇のクロアチア出身、ドゥレ(27)が、韓国への帰化を決意した。ドゥレの希望が受入れられれば、2002年韓日ワールドカップに太極旗を付けて出場することができる。

 韓国ではこれまで、バレーボールで華僑出身の選手が帰化したことはあったが、サッカーでは初めて。FIFA(国際サッカー連盟)は、選手の国籍変更について、Aマッチに出場した選手は認めていないが、クロアチア代表経験のあるドゥレは、これまでに出場した8回の代表チームテストマッチがすべて非公式だったため韓国帰化には問題がない。

 韓国居住期間3年6カ月というドゥレは、「5年以上の国内居住者に限る」という韓国の永住権規定によって、即国籍取得は難しいが、「国益の一助となる場合5年未満でも認める」という特例もあり、早ければ今年中にも、韓国国籍を取得できると見られる。

(1999.03.03 民団新聞)



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