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北韓「拉致」被害者家族会

小渕首相に救援要請の署名提出



首相官邸を訪問後、
記者会見に臨む家族連絡会と支援団体のメンバー

■署名総数125万人

 肉親を北韓に拉致されたとみられる日本人被害者でつくる家族連絡会(横田ジ代表)は四日、小渕恵三首相と高村正彦外相に一日も早い積極的措置を求める二十一万人分の署名を提出した。「拉致」家族の救出を求めて日本政府に届けられた署名は今回で累計百二十五万人に達した。

 家族連絡会が首相に直接要請行動に出たのは二年前の結成以来これが初めて。 官邸で横田代表から「政府へのお願い」を受け取った小渕首相は、「(北韓との間で)交渉できる道筋をつけることが第一」と述べ、これからも様々な外交努力を傾けていく考えを明らかにした。また、外務省でも高村正彦外相が「チャンネルをつくりたい」と二度繰り返した。

 このあと、衆議院第二議員会館で記者会見した八家族十四人はそれぞれ、「総理は外相時代より救出のほうへ強い気持ちで向かっていると感じた」「全力を尽くしてやるとおっしゃっていた」と語るなど意を強くしていた。

(1999.03.10 民団新聞)



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