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青年会のW杯共催ソング第2曲

韓国側歌手はテコンドー2段の女子大生



 【ソウル】韓国と日本が共催する二〇〇二年ワールドカップ(W杯)の共同応援ソング、「フレンドシップ・友情のゴール」を自主制作している在日韓国青年会(崔喜燮中央会長)では二月二十七日、第二段の応援ソング、「風に夢、のせて」のCD制作にともなう韓国側歌手のオーディションをソウルで行った。

 約一カ月間に渡る公募期間中、高校生、女子大生や現役の歌手、タレントなど約二百三十四人が応募した。

 この日は書類とテープによる第一次審査(書類)、二次審査(歌唱力)で絞られた十人による最終審査を行った。

 崔会長、日本語を作詞した福田祐三さん、韓国語の作詞をした金誠國さん、前KBS交響楽団の団長、金キウンさんら五人が審査に当たり、今春、西江大に入学する延羅英さん(18)が選ばれた。

 延さんは自らが作詞作曲したCDも自主制作した音楽好き。身長165センチで、テコンドー二段という活発さがセールスポイント。

 「意義のある事業の歌手に選ばれて光栄です。三月から大学生になるので、心機一転してがんばりたい」と抱負を述べていた。

 審査会場には、日本側歌手の福田奈々さんも訪問。「私より二歳年上なのでオンニのように慕っていきたい」とさっそく延さんと手をつないでいた。

 レコーディングは十三日にソウル市内で行われる。

 崔喜燮会長は「この歌を通じて韓日の"普通の人々"同士の友情が広がればうれしい」と意義を説明。担当の申大浩・青年会中央本部企画事業部長も「二人が姉妹のようになり、二〇〇二年に向けた両国の親善大使として活躍してほしい」と期待を込めていた。

 今回のオーディションには韓国音楽会の重鎮としても知られる金キウン氏が「在日同胞青年たちの純粋な心意気に感動した。今後も全面的に協力していきたい」との申し出があった。

(1999.03.10 民団新聞)



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