民団新聞 MINDAN
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◆ソウル市の道路標識が一新

 ソウル市内の道路標識が大きく変わる。ソウル市の交通企画課はこのほど、「これまで街路樹による視野障害に対処するほか、不適切な案内地名、連繋性の不十分さを改善し2002年W杯に備え、道路標識を一新する」と発表した。

 道路標識間の連繋性を高めるために、標示板の上段に、新たに現在地を表示し、都市高速道路など、主要道路の道路標識のサイズも拡大する。

 また、市内18の主要道路中、南北を縦断する道路は国道1号線を基準に、国道8号線まで、 東西横断道路は「88道路」(オリンピック大路)を中心に、77、66、11、22番などに区分する。

 また、ホテルや駅など外国人が頻繁に訪れる場所には漢字も併記する方針だ。

 5月中に公聴会を通じて確定する。国道1号線と「88道路」は、今年末までに作業を完了し、その他の道路は2001年末までに改編作業を終える計画だ。


◆馬車に乗って新羅の旅を

 慶州では4月から膽星台、半月城など慶州の名所地を循環する観光用馬車を運行する。

 馬車は史跡地の密集で車両通行が制限されている天馬塚−膽星台−鶏林−郷校−半月城までの2km区間に、新婚夫婦用の2人乗りとファミリー用の6人乗りの二種類を運行する。コースの走行時間は約20分程度。

 馬車は新羅時代の雰囲気を生かした飾り付けをし、観光客には将軍、花郎など過去の時代衣装も準備し、新羅の世界が味わえる。

 馬車を引く馬夫も新羅の衣装をまとい、運行中は慶州地域の観光名所にまつわる伝説や歴史の事実などを観光客にガイドする。そのため、事前に観光教育を行う。料金は2人乗りが1人5000ウォン、6人乗りは4000ウォン程度で検討中。


◆済州観光の海外広報を強化

 済州道が外国人観光客誘致のために大々的な広報活動を行う。済州道は積極的な海外広報戦略のひとつとして、2900万ウォンを投資し、米国の時事週刊誌「ニューズウイーク」の北東アジア版の裏表紙に全面広告掲載したほか、1900万ウォンを投資し「文芸春秋」3月号にも広告を掲載した。

 観光誘致広報担当は「今後、韓国観光公社と市・郡の共同でCNN、StarTV(香港)、CCTV(中国)など、メディアや言論人を招いて取材と支援を通じた海外広報を一層強化する計画」と話している。


◆漢拏山ケーブルカー過半数が賛成

 済州道はもちろん韓国の名山として知られる漢拏山にケーブルカーを作るか作らないか、というアンケート調査で済州道民の58%が賛成という反応が現れた。

 この調査で漢拏山ケーブルカーの設置に対して、「ぜひ必要」が27・8%、「できれば必要」30・2%と賛成意見が6割近くを占めている。半面、「絶対必要ない」が21%、「別に必要ない」が20・4%だった。

 また、賛成と答えた年齢層では50代以上が67・6%と占めており、地域別には西帰浦地域が高かった。反対層の年齢は若手や主婦が多く、地域別では南済州、済州郡が多い。


◆子供のおやつに甘柿スナック

 慶尚南道農業技術院の傘下組織である「甘柿試験場」は2日、甘柿の種と皮を取り除き、砕いて零下50度で凍結乾燥させる方法で「甘柿スナック」を開発したと明らかにした。

 試験場では、「甘柿スナックは甘柿に含まれるビタミンなどを壊さないばかりか、防腐剤や砂糖を添加していないため子供のおやつに最適」と説明している。

 農業技術院では同地域で急増した甘柿の収穫によって価格の下落を憂慮し、昨年10月から「甘柿スナック」の開発に着手していた。同研究所では「製造過程に対する補完作業がなされれば特許出願し商品化する」と話している。


◆光州ビエンナーレの日程決まる

 第3回光州ビエンナーレの日程が2000年3月29日から6月7日までと決まった。財団法人・光州ビエンナーレは4日、「当初、閉幕日としていた6月6日が顕忠日のため、1日延長することにした」と明らかにした。同法人は金ヤンギュン・前憲法裁判官と車範錫・文芸振興院長、尹ジャンヒョン・市民連帯共同代表など13人を理事に選出した。

(1999.03.03 民団新聞)



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