民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
ウリマル(韓国語)教室も新学期

民団や教育院、全国津々浦々で



■支部会館などを活用
 低料金で「学びの場」提供

 新学期を迎えた四月、全国各地の民団や韓国教育院でも団員の韓国語教室やオリニ(児童)を対象にした土曜学校(週末教室)の新学期が始まる。大手地方から同胞過疎地まで、全国二十地方、四十カ所以上で開講する。入門から上級までと幅広い韓国語講座が企画されており、どの講座も無料または破格の料金が魅力だ。また、オリニの土曜学校は十五地方で開講するが、こちらの方はすべて無料となっており、各地方では「一人でも多くの同胞が受講してほしい」と呼びかけている。

韓国語コーナーに各地方の韓国語講座一覧表


■中途受講も可能

 東京では昨年からスタートした「コリアンアカデミー」の韓国語講座が定着し、今回で第三期を迎える。講師の金東俊氏(神田外語大名誉教授)に加え、全三十回という体系的に学ぶ講座だけに人気も高く、同胞学生をはじめ日本人の受講生も多いのが特徴。昨年の二期の実績では七十〜八十人前後が受講している。

 第三期も東京韓国学校の校舎を活用し「入門」「初級」「中級」の三コースを準備している。四月十七日から新学期がスタートし、九月十八日まで全三十回のカリキュラム。

 神奈川では、古い歴史を持つ「神奈川韓国総合教育院」(横浜市磯子区)がすでに開講中。ただし、中途受講も可能で、前期は七月十六日まで毎週一回行われている。同教育院は「初級」「中級」「上級」のほか、青年会や婦人会、民団支部での「分校」も開講しているので気軽に利用できる。


■入門から上級まで体系的に

 「五十時間制度」発祥の地であり、民族教育のモデル地方都市として定評のある愛知では「名古屋韓国学校」が「正規班」「特別版」のほか、「分校(民団支部)」も実施しており、団員たちには身近な地域で韓国語を学ぶことができる。

 クラスも基礎、初級、中級、高級のほか、さらにレベルアップした「研究班」も準備している。四月七日に開講するが、こちらも中途受講申請が可能だ。


■講座料無料の教室も

 大阪では府本部が本部会館を活用し入門から上級までの四クラスを開講する。高校生は半額、小・中学生は無料で、同胞子弟への民族教育熱の高さがうかがえる。

 このほか、民団の各地方や支部会館を活用した韓国語教室が予定されているが、団員の受講料は無料または、割引という団員優待制度をとっている。

(1999.04.07 民団新聞)



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