民団新聞 MINDAN
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オリニ(子ども)の土曜学校

全国15カ所で開講



各地の「オリニ土曜学校」は
同胞どうしの絆を深める場にもなっている

■共に学び絆深める

 日本の学校の週五日制を活用して、日本の学校に通う同胞子弟たちに韓国語や歴史、文化、韓国の歌など民族素養を植える「オリニ土曜学校」も全国十五カ所で開講する。(民族教育コーナーに全国の土曜学校一覧表

 一九九三年に全国で初めて開講した東京韓国学校の「土曜学校」は今年で六年目を数える。これまで約七百人の同胞児童が「卒業」している。

 毎回百五十人以上が受講している同校の「土曜学校」では単なる韓国語の学習に終わることなく、ここで知り合った同胞の仲間との絆が深まっているのが大きな成果だ。


■受講料はすべて無料

 今年は四月二十四日に開講するが、定員オーバーが予定されており、早い申請が必要だ。

 京都本部でも京都韓国学校の校舎を活用し五月に新学期が始まる。愛知でも名古屋韓国学校で「児童班」という形で、歌、踊り、民俗ノリ、伝統文化などを通じた韓国語教室を開講する。


■パソコンやテコンドー講座も

 一方、同胞が最も多く住む大阪の生野地区では民団四支部が共催のもと、同胞児童のための民族教室「コリアン・アカデミー」を開催している。こちらは土曜日のほか、水曜日も行われ、韓国語など民族教育のほか、一般学習の勉強もコーチする。四月十七日に開講する。

 また、北海道や広島では定番の韓国語、文化のほか、テコンドーやパソコン講座もカリキュラムに組み入れているのが特徴。子どもたちに飽きさせない内容となっている。

 これら大・中都市のほか、福島や群馬、島根、富山、新潟といった同胞過疎地での開催も健闘ぶりも見せている。各地方とも受講料はもちろん無料となっている。

(1999.04.07 民団新聞)



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