 | | 決勝点となった白ヨンチョルのゴール |
サッカーの二○○二年ワールドカップ（Ｗ杯）韓日共催記念として一昨年から始まったデンソー・カップ９９、全韓国大学選抜―全日本大学選抜は十一日、東京・国立競技場で行われ、韓国が１―０で勝ち、昨年に続いて連勝した。通算成績は韓国の２勝１敗。
韓日ともに今夏のユニバーシアード大会（マジョルカ＝スペイン）に向けた準備と位置付けて臨んだ試合。
韓国は前半、日本に守備ラインの裏を狙われるなど、日本に決定的なチャンスを作られるが堅い守りで失点を防いだ。
逆に後半に入ると日本の運動量が徐々に落ち、３６分にはゴール前で、ＭＦ李相奎（光云大）からのパスを白栄テツが左足で押し込み決勝点となるゴールを奪った。
最優秀選手には決勝点を挙げた韓国のＦＷ、白ヨンチョルが選ばれたが、「言葉で言い表せないくらい、うれしい。いつかチャンスが来るだろうと思い、狙っていた」とトロフィーを手に会心の笑顔を見せていた。
白は慶煕大三年生でＵ―１８（十八歳以下）韓国代表に選ばれたこともある逸材だ。韓国が攻勢をかけた後半、最大のチャンスをきっちり生かした決定力が光った。
またこの日、ハーフタイムには在日韓国青年会が自主制作している二〇〇二年Ｗ杯共同応援ソング第二弾、「風に夢乗せて」が歌手の福田奈々さんによって披露され、スタンドの観衆のムードを盛り上げた。
（1999.04.14 民団新聞）
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