民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆浦項空港が「浦項・慶州空港」に

 「浦項空港」の名前が「浦項・慶州空港」に変わりそうだ。浦項市は最近、文化観光部が地域観光活性化のために名称変更を打診したところ、「慶州地域を訪れた観光客等のほとんどが浦項空港を利用している点などを勘案し、名称変更を受け入れる」という立場を示した。

 浦項地域の社会団体は昨年9月、蔚山市が「蔚山空港」を「蔚山・慶州空港」と名称変更を推進していたが、「蔚山空港よりも浦項空港の方が慶州への利用客が多い」と反対する建議書を文化観光部に提出していた。


◆「水原カルビ」が日本に進出

 キムチや焼き肉などが日本人の好きな食べ物としてすっかり市民権を得ているが、本場韓国の骨付きカルビ、「水原薬味カルビ」がいよいよ日本に本格進出する。

 水原農協のカルビ工場輸出担当係長は6日、「日本のデパート連合体である日本流通と輸出契約を結び3日、薬味カルビ1335キロ2000万ウォン分を輸出したのに続き、5月には1500キロ2250万ウォン分を追加輸出する」と好調な売れ行きぶりを話している。

 500グラムと1キロ入りのパックとなった「水原薬味カルビ」は日本市場確保のために、国内価格より5〜7%程度、価格を下げている。農協側は今年中に10トン以上の輸出を見込んでいる。また、日本に本場水原の「骨付きカルビ」を売り込むため、全国のデパートで試食会を行う。


◆臨時政府80周年で記念行事

 大韓民国臨時政府樹立80周年を記念した資料展示会等が13日、韓国各地で開かれた。世宗文化会館では愛国志士光復会員ら1500人と金鍾泌総理が参加して記念式が開かれた。

 また、光復会(尹慶彬会長)では戦争記念館で臨時政府樹立資料展示会を開き、上海臨時政府国務領を務めた李相龍氏と洪範図将軍の直筆手紙を初公開した。今回の展示会には金九氏の遺品、徳寿宮前での「3・1運動」デモ群衆など、臨時政府関連の各種資料280余点が展示されている。


◆自販機から紙コップ消える

 使い捨て商品の氾濫にともなう資源浪費と環境汚染を予防するため、全南大では紙コップのない自販機運営を始めた。

 全南大と総学生会は、使い捨てコップ使用にともなう環境汚染予防のために、キャンパス内で「クリーンカップ運動」を展開している。校内に設置のコーヒー自販機に内蔵された、使い捨てコップをなくす代わりに、各自が専用のコップを持ち歩こうという運動だ。

 学生らも「自分専用のコップを持ち歩き、自販機に入れなければならないという不便さはあるが、環境汚染予防のために率先して協力したい」と運動の趣旨に積極的に賛同しているという。


◆ソウル市の眺めを拡大

 「北漢山等、美しいソウルの名山を都心のどこからでも眺められるようにします」。ソウル市は12日、ソウルの山の大部分がアパートや街路樹等によって遮られているという指摘にこたえ、北漢山など11の山と世宗・社稷路など19カ所の街路を「眺望道路造成事業」対象に選定すると発表、2002年まで段階別に整備する計画だ。

(1999.04.14 民団新聞)



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