【ソウル】鄭夢準・大韓サッカー協会会長は６月１２日、日本の新聞・通信八社の外信部長との昼食会で、２００２年のサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）開催に関連し、韓国と北韓で単一チームを作る構想を北韓側に提案することを明らかにした。
鄭会長は今年７月か８月にバスケットボールの現代チームが北韓を訪問し、親善試合を行う話が進んでいるとした上で「この機会に平壌を訪問し、提案したい」と述べた。
また「秋には国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）のブラッター会長が北韓を訪問する。それにも同行して統一チームの話を進めたい」と意欲をみせた。
鄭会長はまた、金正日総書記にＷ杯開会式の招待状を送る意向を明らかにした。さらに、「日本の天皇にも出席してほしい」との希望を表明した。
Ｗ杯の南北分散開催構想について、鄭会長は「難しい」としながらも、１２月までは可能性を追求し続けたいと述べた。
（1999.06.16 民団新聞）
| 
