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韓国で大ヒットの映画「シュィリ」

年内にも日本で公開へ



韓国で大ヒットとなった映画「シュィリ」

 「タイタニック」が持つソウル市内の観客動員数を抜き、4月末までに227人を記録するなど大ヒットを続けている韓国映画「シュィリ」が12月中旬にも日本で上映される運びとなった。

 「シュィリ」のプロダクションの三星映像事業団が、在日同胞が経営する映画制作・配給会社「シネカノン」(李鳳宇社長)と配給契約を結び、字幕と上映館の確保が終わる12月にも全国の40館で同時公開される予定だ。

 「シュィリ」は「銀杏の木の寝台」のカン・ジェギュ監督の第二作。北韓の特殊工作部隊と韓国の情報機関の戦いを描いたスパイ・アクション大作。特殊効果や、延べ3000人のエキストラによる都心での市街戦ロケを敢行するなどこれまでにない規模映画となっている。

 カン監督は前作の上映終了頃から構想に着手し、三星映像事業団が28億ウォンという韓国映画史上最高の制作費を投じた。主演は秘密情報機関OPの諜報員ユ・ジョンウォン役のハン・ソッキュ。ハンの恋人役でストーリーの鍵を握る女性、イ・ミョンヒョンを新人キム・ユンジンが演じる。韓国でも「シュィリ」の大ヒットに、見なければ仲間外れになるといった一種の社会現象にもなった。

 映画の題名となっている「シュィリ」は韓半島にだけ棲息し、つがいの一方が死ねばもう一方も死ぬ習性があるという淡水魚の名前。

(1999.06.16 民団新聞)



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