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ビーフで韓日友好

韓牛、8月から全国出荷



 【大阪】韓国産の牛肉が「こりゃ ええ 和」のブランド名で8月初旬、日本全国の市場に出荷される。和牛の減産が続くなか、韓牛に白羽の矢が立った。

 この牛肉は松原食肉荷受株式会社(大阪府松原市、寺島一社長)が一昨年、韓国江原道平昌郡にある平昌畜協から二百頭を輸入、岩手県内の牧場で飼育してきたもの。

 全国出荷に先立って5月30日、同荷受センターで試食会を兼ねた「ミートフェア」が開かれ、ブランド名の名付け親の山田勇大阪府知事をはじめとして市民ら3000人でにぎわった。山田知事は「いろいろと考えましたが、ビーフの友好をつなげ親善を図る願いを込めて、しゃれをひっかけてコリアと和の日本をもじって『こりゃ ええ 和』にしました」と命名のいきさつを述べた。

 試食会では「これはいける。おいしい」と市民からも好評。即売会ではステーキ用の肉を買っていくお客の姿が目立った。

 輸入時、一頭当たり600トンだった韓牛は岩手牧場で800トンにまで育てられ市場に出される。今後、毎年1200頭のペースで出荷される。韓牛の問い合わせは松原食肉荷受、電話0723(34)2911まで。

(1999.06.16 民団新聞)



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