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オモニの学びの舎が30年

大阪の夜間中で卒業生らの集い



 【大阪】在日同胞一世オモニらの学び舎となってきた大阪市立天王寺夜間中学(松田晃校長)が今年、創立から満三十周年の節目を迎えた。

 同夜間中は地域住民らの開設要望を受け、1969年に在日同胞一世を中心に89人の第一期新入生を迎えてスタートした。大阪市内の公立中学では初めての開設だった。以来、今日まで2800人が入学、890人が巣立っていった。いまでも卒業生の半数以上が在日同胞で占められている。

 6日、同中学校講堂で行われた記念式典には歴代の卒業生も多数参加、教職員関係者も含め300人が会場を埋めた。

 式典では在校生も含め全員で「夜間中学生の歌」を合唱、しばしの感慨にひたっていた。

(1999.06.16 民団新聞)



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