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韓国観光ニュース



◆◇サイバー・エミレ鐘◇◆

 エミレの鐘「聖徳(ソンドク)大王新鐘」は新羅時代の仏教中興期にあたる新羅・恵恭王(ヘゴンワン)7年(771年)に製作された代表的な梵鐘で、高さ3・75メートル、厚さ11〜25センチ、重さ約25トンで、鐘の上部にはヨンモリ(竜頭)と音管がある。

 音管は韓国の鐘だけに見られる独特な構造で、澄んで美しい鐘の音を出す。現在慶州国立博物館に保管中だが、崇実大学校創業支援センターのハイ明振・情報通信電子工学部チームが電子工学技術を利用し、エミレ鐘の音色を1228年ぶりに再現させ、「サイバー・エミレの鐘」を商品化した。

 高さ25センチ、重さ1キログラムの製品の内部には、エミレ鐘の音色を音響工学的に圧縮したチップが入っている。免税店、デパート、主要観光地で購入できる。価格は6万ウオン。

問い合わせ=崇実大学校創業支援センター(ソウル820―0017)


◇◆空港免税店でVIPカード発給◆◇

 韓国観光公社が運営する「ウェルカムトゥ・コリア・エアポート免税店」ではVIP客の増加に伴い、サービス向上を図るためにVIPカードを発給する。

 航空会社の乗務員、旅行代理店の職員、国内外の海外旅行実施企業、修学旅行関係者、国際会議・イベントおよび体育団体関係者、固定利用客、業務関連商用出張者、高額購入客にはシルバーカードが発給される。ゴールドカードの場合、1年単位で利用実績を評価して選定するが、年間利用回数が5回以上または1000USドル以上を購入した韓国人や3000USドル以上を購入した外国人に発給される。

 会員および直系家族を対象に、シルバー会員には10%、ゴールド会員には15%の割引きサービスを提供する。ただしウィスキーなどの洋酒は5%割引き、タバコおよび一部商品は割引きの対象にはならない。

 カードの発給および試行は99年5月20日からで、申込書は免税店売場と韓国観光公社の海外支社および公社のインターネットを通じて配布される。


◇◆99江原道国際観光エキスポ開催◆◇

 9月11日から10月30日までの50日間、江原道束草市青章湖一円で「人間と自然、未来のライフ」をテーマに99江原道国際観光エキスポが開かれる。

 500席規模の大型映像館と展示室から成るテーマ館では、江原道の美しい自然とその中で生きる人々の姿が大型映像及び多彩な展示を通じて紹介される。また21世紀への眺躍と豊かな人生を象徴するシンボルタワーでは、高さ60メートルの展望台から雪嶽山と東海の素晴らしい景色が見渡せる。

 韓国の15の市・道と韓国観光公社が参加する韓国館では、各地方の自然景観や風物の展示を通じて観光韓国の新たな姿が見出せる。世界50カ国以上の国家、70以上の地方政府が参加する国際館は地球村の縮小版で、世界の自然と風物が展示される。

 公式イベントとして、世界各国の民俗公演など参加者の企画公演で構成されるナショナル・ウィークや参加機関及び企業のイベントなどが期間中に行われる。

交通=束草空港から行事場までシャトルバス運行


◇◆歌舞と相生ピナリ99公演◆◇

 国立国楽院では、10月15日まで毎週金曜日の午後7時30分に、ソウル芸術団が「歌舞と相生・ピナリ99公演」を行っている。同公演は世界の近・現代史を巨大な映像で表すとともに、舞や歌、楽器演奏が総体的に展開され、国楽と西洋楽器の遭遇も試みられている。

 国楽博物館は午後6時までオープンしているので、公演前に立ち寄って、古楽譜及び古楽書、伝統楽器などが観覧できる。公演後には餅と伝統民俗酒で韓国の伝統風習が体験できる。入場料は大人15000ウオン、大学生7000ウオン、中・高校生5000ウオン。

問い合わせ=ソウル芸術団広報担当(ソウル523―0984〜7)

交通=地下鉄3号線南部(ナムブ)ターミナル下車、マウル(町)バス利用、芸術の殿堂下車。芸術の殿堂方面に少し歩くと国立国楽院に着く。


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 このコーナーは韓国観光公社の「観光ニュース」から抜粋しました。

 問い合わせ=韓国観光公社東京支社(電話03―3580―3941)

(1999.06.30 民団新聞)



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