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尹・大阪総領事、同胞の街を視察

生野区・高齢同胞宅の慰問も



同胞お年寄りを激励に訪れた尹総領事(左)

 【大阪】駐大阪韓国総領事館の尹ヒョンギュ総領事は28日、赴任以来初めて生野区に入り、在日同胞の生活現場を視察した。生野区は全国最大の同胞集住地域であり、コリアタウンを形成して地域社会にも貢献していることから、総領事として激励したいというのが直接の動機となった。

 午前中は鶴橋の韓国市場と御幸森コリアタウン、午後からは在日同胞のための養護施設「故郷の家デイサービスセンター」と、同じく老人保険施設「ハモニー共和」をそれぞれ訪れた。さらに1人暮らしや病気がちの同胞宅にも足を運び、温かい激励の声をかけていった。

 最後の訪問先となった生野区役所では洪性仁民団大阪府本部団長のほか生野四支部支団長も同席。菊植区長が「生野区の民団四支部の団長さんとは情報交換会を持っています」と述べたのに対し、尹総領事は「生野区を開発してコリアタウンの街づくりに積極的に取り組んでいただきたい。在日同胞高齢者の介護など、一世世代が十分に恩恵を受けていない福祉事業もよろしくお願いしたい」と要請した。

 見学を終えた尹総領事は「この地域が今後次第に韓日間の交流と親善に主導的な役割を果たしていくことになるでしょう」と期待の言葉を述べた。

(1999.06.30 民団新聞)



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