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◆東丘陵で朝鮮王朝の祭礼再現

 朝鮮王朝以後、見ることができなかった伝統的な山陵祭礼儀式がこのほど九里市東丘陵の太祖陵で行われた。山陵祭礼は朝鮮朝の歴代王と王妃に対する祭礼儀式で五礼(吉礼、凶礼、家礼、軍礼、殯礼)の中の一つ。王室を中心にした国家制度の基本礼儀だ。

 九里市の市民文化課長は「山陵祭礼は壬辰倭乱(文祿の役)時、景福宮が消失して以来、山陵で行ってきたのが始まり。朝鮮王朝後、全州李氏の宗親会で簡素化して行ってきた。

文化観光部傘下の文化財庁が1997年から王陵で再現してきた。


◆平沢市の新国道45号線が開通

 京畿道平沢市彭城邑新宮インターチェンジと松花里彭城小学校前をつなぐ3.7キロメートルの新国道45号線が7月1日に開通する。また、国道38号線と連結するまでの6.46キロメートル区間も2車線から4車線に拡張した。さらに、カーブが多い国道45号線を直線化し、4車線道路を新設した。この道路の開設によって安城と牙山等に向かう渋滞が大幅に緩和される。


◆視覚障害者用サッカー場登場

 アジア初の見解障害者専用サッカー場が6月25日、ソウル市松坡区のオリンピック公園近くの川べりにオープンした。450坪の敷地に長さ38メートル、幅18規模の人工芝の競技場と、360席の観覧席などを備えているほか、周辺には高さ1.1メートルの保護フェンス、高さ2メートルの幅3メートルのゴール台、幅5メートルの点字舗道ブロック(競技場ライン)が引かれるなど、選手の負傷防止を考慮した設備が整っている。

 視覚障害者等のサッカー競技は、フットサル同様5人1チームだが、ゴールキーパーは弱視または健常者で構成される。また、音が出るボールが使われ、ゴールポストの後ろなどから試合補助者が声をかけて選手を誘導するのが特徴。試合時間は25分ハーフ。

 松坡区は、IBSA(国際視覚障害者競技協会)と協議し、2000年5月には視覚障害者国際親善サッカー大会を、このサッカー場で開催する計画。


◆済州道が新時代へCI開発

 済州道では2000年代の国際自由都市に似合う、フレッシュで未来指向的なイメージを表現したシンボル、ロゴ、イメージカラー、書体、マスコット、キャラクターなど、道の視覚イメージを制作することを決めた。

 これらの視覚イメージを各種行事のエンブレム、農水畜産物のブランド、ユニホーム、包装紙、案内表示板、ステッカーなどに活用する計画だ。また、名刺、名札、表札、便せん、封筒、賞状など、幅広い分野で使用し、済州のPRに活用する。このため、道内外の学界、企業、研究員、公務員らで「CI開発委員会」と「諮問委員会」を構成し、開発内容と推進スケジュールなどの計画を立てる。

 来年1月の公表を目標に、10月に道民討論会などを経て、今年中にCI開発作業を終える計画だ。。


◆「長生トラジ」日本に初輸出

 慶尚南道の晋州長生トラジが日本に初めて輸出される。晋州市金谷面の長生トラジは25年もののトラジと漢方薬を煎じた、エキスと粉末、顆粒茶等、2400万ウォン分をこのほど日本に輸出した。

 これは3月に行われた、東京国際食品博覧会で契約を締結した1億3600万ウォン分の1次分で、今年末まで3億〜5億ウォン分のトラジ加工食品を日本に輸出する計画だ。

「長生トラジ」は1989年に裁培に成功。25年ものの場合、1本の重さは200〜300グラム程度だが、1キロを超えるものもあり、主成分のサポニンとイヌリン等は精血などの成人病予防と治療に効能がある。

(1999.06.30 民団新聞)



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