■オリニの民族教育活用をと、民団中央が企画
親子で韓国の児童劇「アリとキリギリス＆蜂」を見よう―。
東京はじめ日本各地で開催される「子どもリンク21―国際児童青少年演劇フェスティバル」に韓国の児童劇団ミンドゥルレ（タンポポ）が来日公演するのを期に、民団中央本部が公演の一ステージを貸し切り、7月28日に在日同胞オリニ向け公演を行う。
これはオリニへの民族教育の一環として準備されたもので、韓国の文化になかなか触れる機会が少ないオリニと保護者を対象にしている。また、夏休みを利用して支部会館などで実施しているオリニ夏季学校の事業の一つとして利用してほしいと呼びかけている。
「アリと…」は韓国の伝統楽器などをふんだんに取り入れた約1時間の児童向け作品で、伝統マダン劇形式で進行される。オリニと保護者がともに楽しめる構成となっており、アメリカ巡回公演でも好評を博した演劇となっている。簡単なストーリーの上に要所要所に日本語の台詞が入るなど在日３・４世でも楽しめるようにアレンジされている。
足立や荒川など東京のいくつかの支部では、地域の同胞子弟を対象にしたオリニ夏季学校を毎年開催しているが、それ以外の地域ではオリニのための事業は不足しがちだった。一度の公演だけでも親子で参加できる企画を、と劇団の来日を活用することを決めたもの。
「あわただしい日常生活の中で、親と子が母国について語り合うきっかけになってくれれば」と多くの参加を呼びかけている。
入場料は前売りが子ども（３歳以上中学生まで）1000円、大人1500円。当日券はそれぞれ500円増し。前売りの申し込みは電話で空席の有無を確認した後、現金書留か銀行口座に振り込む。会場は東京・池袋の東京芸術劇場・小ホール。18時開場、18時半開演。全席自由。
会場の300席が埋まり次第締め切りとなっている。問い合わせは、民団中央本部文教局、03(3454)4901へ。
■本紙読者にチケットプレゼント
親子ペアで20組に公演チケットをプレゼントします。申し込みはハガキまたはＦＡＸで民団中央本部文教局・アリとキリギリス＆蜂チケット係へ。7月21日到着分まで受け付け。応募者多数の場合は抽選。当選発表は発送をもって代えさせていただきます。
FAX 03(3454)4614
（1999.07.14 民団新聞）
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