民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆4大門内は高層ビル禁止

 ソウル4大門内の都心には20階以上の建物の新築が禁止となる。明洞と仁寺洞、北倉洞等は再開発区域の新規指定が禁止された。ソウル市の都市計画局によると、都心地域に無分別に高層ビルが入り交じり、ソウルの歴史性と文化的価値が壊されていることを懸念したもので、都心の地域別特性によって建物の階数を制限し体系的開発を誘導する、「都心部管理基本計画」を準備した。

 市は公聴会を通じて市民の意見を収斂し、年末までに計画を確定し、来年から各分野別に事業推進する方針だ。都心の交通渋滞を緩和するためソウル駅〜南大門〜明洞〜仁寺洞を連結する軽電鉄または専用バスなどの導入も推進される。


◆富川市が少年対象マンガ教室

 「富川マンガ情報センター」は夏休みを迎えて、初・中・高校生を対象に7月19日から8月20日までマンガ教室を開く。情報センターで開かれる同教室は総160人の子どもたちにマンガの基礎から作品製作までを指導し、8月末には生徒たちの作品展も行う。受講料はクラスごとによって異なるが日貨4000円程度。


◆昌寧郡に「戦争記念館」建設

 韓国動乱で韓国軍と米軍が熾烈な戦闘の末に北韓軍を退けた洛東江辺に「戦争記念館」が建設される。慶尚南道昌寧郡のパクチン地域にある廃校となった月上小学校に展示室、資料室、映像室、野外展示場などを揃えた、「戦争記念館」を来年末までに建設する計画だ。

 郡は最近、陸軍本部から「戦争記念館」建設承認を受けたことから、電車、航空機、大砲等、27点の野外展示用装備を含む、銃器類等77点の資料などを陸軍本部に支援要請した。パクチン地区は韓国動乱当時、韓国軍が定めた最後の防御線で、1950年8月6日から10月4日までの熾烈な戦闘の末に北韓軍24師団を退けたゆかりの地だ。


◆済州の地価4.4%下落

 済州道内の地価が平均4.4%下落した。道は4市・郡が今年1月1日基準で土地特性を調査、昨年の景気沈滞及び不動産価格を反映し、道内課税対象の土地48万4445地別に算定した、個別公示地価が全体の66.5%下落し、15.3%だけが上がったことを明らかにした。

 これは全国の下落率62.5%に比べて4%ポイントが高い。地域別の前年対比地価変動率は済州市が−5.7%、西歸浦市−2.7%、北済州郡−3.1%、南済州郡−4.5%で、すべての市・郡が下落した。

(1999.07.14 民団新聞)



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