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「一家総出」の参加者も

朝鮮総連同胞の夏季母国訪問団



ハラボジから孫まで一家8人の総出で参加した同胞も

 朝鮮総連同胞を対象にした夏季母国訪問団が、7月23日から2泊3日の日程で行われた。夏休みを活用した訪問団だけに家族ぐるみの参加が多く、全国から56人が参加。とくに、祖父母と息子、孫など「一家総出」で参加したケースがめだった。

 大分の金煕烈さん(77)もその1人で、夫人をはじめ、息子夫婦と4人の孫あわせて8人の「大家族」で韓国の夏休みを楽しんだ。

 75年以来、継続して実施している同事業は、これまでに約4人をこえる朝鮮総連系同胞が参加した。今回実施した「夏季母国訪問団」は2泊3日と、通常の母国訪問団よりも1日短縮した。解散地も釜山ではなくソウルにしたのも大きな特徴だ。

 日程中、38度線近くにある「臨津閣」、トラ展望台をはじめ、景福宮、民俗村の見学や南大門市場でのショッピングなども企画に取り入れ、「素顔の韓国」に肌で触れた。参加者らは「テレビでよく見るソウルを満喫できて楽しかった」と母国の夏休みに満足したようだった。

(1999.07.28 民団新聞)



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