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楽しく「民俗」を体感

京都「ノリマダン」に200人



「言葉のマダン」で韓国語のあいさつを学ぶオリニ

 【京都】誰でも気軽に韓国の民俗文化に触れ、楽しめる「ノリマダン(遊びの広場)」が24日、京都市立郁文中学で行われた。京都市立小・中学校外国人教育研究会が毎年、夏休み期間中に実施しているもので、今年は在日同胞の小・中学校生徒ら200人余りが参加した。

 子どもたちは「言葉」「楽器」「遊び」の各マダンに分かれ、おもいおもいに韓国の文化を楽しんだ。言葉の広場ではあいさつを覚え、ハングルで自分の名前を書くことを覚えた。楽器の広場では東9条マダンの指導でチャンゴに触れ、実際にリズムの取り方を習得した。また、遊びの広場ではユンノリ(韓国すごろく)、韓国語カルタ、チャンギ(韓国将棋)、シルム(韓国相撲)に夢中になった。

 小学校5年生の子どもを連れて参加した李鍾宣さん(49)は「その昔、韓国青年同盟で覚えた韓国語や韓国文化などはいまでも肌に残っている。あの体験はよかったと思っているから子どもにもこうしたことが大切だと思って参加した」と話していた。

 全体広場で子どもたちの様子を見守っていた郁文中学の中屋良彦校長は、「今日は楽しかった」との子どもたちの反応に、「夏休みのいい思い出にしてね」とうれしそうに声をかけていた。

(1999.07.28 民団新聞)



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