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◆抱川のキノコ工場見学が人気

 きのこかび培養から10余種のきのこ裁培室、きのこで作る「きのこスナック」、製造過程までを見回すことができる抱川のきのこ加工工場が見学客でにぎわっている。  この工場は96年、抱川郡の18のきのこ裁培農家が組合を設立し「抱川きのこ開発(株)」を旗揚げしたものだ。この工場で作っているキノコスナックは国内初のもので椎茸、平茸、松茸の3種類がある。「酒のつまみはもちろんおやつにも最高」と〓社長の説明。  このスナックは全国の農協や免税店とデパートでも販売されており、香港、米国、日本等にも輸出されている。92年に「加工産業発展部門」農林部長官賞を受けている。


◆2002W杯は高鮮明中継

 2002W杯のTV中継は現在よりも解像度が4倍高い、高鮮明(HD)TVで生中継される見込みだ。W杯メーン競技場建設団は7月13日、国際サッカー連盟(FIFA)の主管放送社、スイス・スポリース社(Sporis)社とドイツのキルヒー社が6月28日、競技場に設置する17台のTV中継カメラ以外にHDTV用カメラ15台の追加を要請した。  また放送社の要請で、中継放送席がVIP席上部のスタンドに設置され、中継放送センターも当初の2,500平方〓から5,000平方〓に拡大する。さらに選手の競技場出入口にインタビュー区域及びTV製作スタジオを追加で用意する。  政府はこれと関連、先月から高鮮明TVの実験放送を始めており、来年下半期からKBSを通じて試験放送をスタートし2001年から首都圏を中心に正式放送をスタートさせる計画だ。HDTVは525本の既存TVの走査線を1,080本に増やし、解像度を4倍以上鮮明にした次世代TVだ。


◆南山に視覚障害者用散策路造成

 ソウル市は12日、南山に視覚障害者専用の散策路を造成する計画を発表した。会賢洞、藝場洞、獎忠洞等、南山の南側循環道路3.5〓区間を専用散策路に指定、点字ブロックと点字案内板、点字ブロック、墜落防止の手すりなどを設置し、トイレ、階段の分かれ目等に音響信号機を付ける。  市関係者は「南山は一日平均50余人の障害者たちが散歩するコースだが、道に迷ったり、道路横の水路に落ちるなどの事故が多いため、安全で快適に楽しめるよう専用散策路を整備することにした」と話している。


◆墓参りは平均1年に2回

 ソウル市民の35.4%が1年に2回、先祖の墓参りを行っていることが調査でわかった。ソウル市が今春、20才以上の男女500人を対象に調査した結果によると、25.8%は1年に1回、19.3%が3〜4回の墓参りをしている。5〜6回は5.0%、7回以上は1.2%と現れ、一度もしない人も13.2%となった。  風水地理説中「先祖の墓の場所をしっかり選ぶことが子孫繁栄への道」との説に対しては「多少信じるほうだ」(40.8%)が最も多かった。「別に信じない」(17.0%)を遙かに上回っている。


◆ソウル市がプレハブ建物一斉整備

 ソウル市は10月末までに不許可のプレハブ型建築物を一斉整備することにした。市はこのため、8月末までに現場確認と航空写真撮影で判読作業を行い、市内全域を調査し、不許可建築物を撤去する計画だ。  現在、市内には工事現場や遊園地、公園地域はもちろん、住宅街にもコンテナ型とよばれるプレハブ建築物が乱立し、市民らに不便を与えているとの指摘を受けている。

(1999.07.28 民団新聞)



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