民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆女子高生は制服売って敬老行事

 全羅北道・群山女子商業高校の女子高生達が小さくなった制服を売って、恵まれない人たちを助けている。同校の女子高生達はバザー会を開き、サイズが合わなくなった制服を後輩たちに販売し、その収益金で恵まれない人たちへのボランティア活動を行った。

 同校の学生会と「風物班」の生徒30余人はバザー会の売上金30余万ウォンとともに、自分たちのお小遣いを寄せあい、群山市の敬老食堂を訪問。そして手作りの料理を作り、350余人の不遇老人らに昼食をもてなした。

 また彼女たちは群山駅前広場で韓国の伝統楽器を演奏し、孤独な老人たちを楽しませた。彼女たちは4月にも各サークル別に養老院と孤児院を慰問している。学生会長の徐銀河さん(3年)は 「慰問したハラボジやハルモニたちも私たちを実子のように思ってくれてうれしい」と明るく笑った。


◆低価格タクシーが社会問題

 忠清南道公州市内のタクシーが熾烈な低価格競争を繰り広げ、道ばたで運転手どうしの悪口が行き来するなど公州市内で社会問題化している。

 このような事態の発端は、あるタクシー会社がIMFの影響による乗客減少に対抗した電撃的な料金値下げ。基本料金1300ウォンから1000ウォンに下げ、距離と時間料金もそれぞれ3割から4割値下げした。すると「個人タクシー運送組合公州市支部」会員、224台の個人タクシーも反撃を見せた。

 基本料金を半額以下の600ウォンまで下げた。このような料金は市内バス(630ウォン)よりも低料金で、全国のタクシーでも最低価格。もちろん市民らは「値下げ戦争」によって喜んではいるが、一部では「このままではガソリン代にもならず、共倒れするのでは」との同情論も起きている。


◆仁川市のゴミが減った

 ゴミ従量制にともなう規格ゴミ袋の施行で仁川市内のゴミ発生量が減少した。仁川市清掃行政チームによると、今年に入り5月末までに市内のゴミ発生量は18万4,221トンと、昨年同期間中の20万2158トンに比べ、1万7937トン(8.9%)減少したという。

 このようにゴミが減りながら首都圏埋立地でゴミを処理するために市が清掃代行業者に支払っている金額も昨年の200億ウォンから167億ウォンにまで減った。

 またこの期間、規格のゴミ袋販売額も87億6,799万ウォンと昨年の78億3687万ウォンに比べ、9億3112万ウォン(11.9%)が増えた。


◆朴正煕元大統領の20周忌追悼行事

 1979年に逝去した故朴正煕元大統領の20周忌記念行事が、10月に計画されている。慶尚北道亀尾市と「朴元大統領生家保存会」は10月26日に追慕祭をはじめ写真展や歴史記録映画祭、学術発表会、演劇などを準備中だ。

 世論調査などでも歴代大統領中、最も人気が高く、かつて「宿敵」ともいわれた金大中大統領も「大きな功績を残した人」と評価するほどだ。追悼日を前後し亀尾市文化芸術会館では朴元大統領の活動状況を集めた写真展をはじめ記録映画上映会などを開催する。また、朴元大統領の業績などをテーマにした学術大会やソウル劇団「愉快な人々」による「朴正煕」の演劇も公演される。


◆民俗村が25周年写真展

 韓国民俗村は開館25周年を迎えて7月31日から8月15日まで民俗村広場で「民俗村25年歴史写真展」を開催している。

 過去10余年間、民俗村の姿を撮り続けてきた写真家、李サンス氏による民俗村の伝統家屋、信仰、民俗遊び、無形文化財等100余点の作品が展示されている。

(1999.8.4 民団新聞)



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