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民族教育の振興、各分野で論議

在日教育研究大会開催



 「21世紀に対備した民族教育の振興方案」を主題に、今年の在日韓国人教育研究大会(在日本韓国人教育者協会主催、孫サンチョル大会長)が18日から3日間、東京韓国学校をメーン会場に開かれた。民族学校で教鞭をとる現場の教員はもとより全国の教育院長、各地民団関係者、民族学級講師ら200人が出席した。

 初日は金敬得弁護が記念講演。2日目は金両基常葉学園大学教授の主題講演に続き、「民族学校・民族学級」「教育院」「土曜学級・社会教育」の3分科会で論議を深めた。

 第一分科では李ミンギさん(大阪市立北巽小・民族学級講師)が民族学級での実践の一端を紹介、在日同胞子弟が自らのアイデンティティーに自信と誇りを持つようになり、学校全体に国際理解教育に取り組む素地が広がっていると報告した。さらに、「民族学級から民族学校へ進学していく態勢を整えていかなければならない」と提案して注目された。

 このほか、「民族学校分科」で京都韓国学校の李龍宰教師、「教育院分科」で京都韓国教育院の権泰三院長、「土曜学校分科」で東京韓学の裴明周校監、「社会教育分科」で民団中央本部の鄭夢周文教局長からそれぞれ提案発表があった。

 アルカディア市ヶ谷での開会式には駐日大使館から金セキ圭大使が出席、民団中央本部からも辛容祥団長が激励に駆けつけた。

(1999.08.25 民団新聞)



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