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韓国孤児招き里親に

東京青商が企画



シャツに洪明甫選手の
サインをしてもらいにっこり

■柏レイソルの洪明甫選手も一躍

 韓国の孤児たちに楽しい夏休みを。東京韓国青年商工会(李相憲会長)は8月6日から9日にかけて韓国の孤児院「聖愛園」のオリニ6人を招いて、遊園地や観光などで夏休みの1時を楽しんでもらった。

 来日したオリニ6人は、東京ディズニーランドや後楽園遊園地で楽しんだ他、7日には柏の葉スタジアムを訪れてJリーグの柏レイソルで活躍する洪明甫選手と交歓会を行った。記念写真を撮ったり洪選手からプレゼントをもらってオリニたちもニッコリ。


■東大門JCと共同企画

 同会は5年前からソウル東大門JCと共同で、恵まれない環境にある韓国の子どもたちに明るい希望を与えたいと、京畿道にある「聖愛園」で暮らす子どもたち10人前後を毎年日本に招待してきた。

 また97年からは、高校を卒業した「聖愛園」生徒の中から優秀な人材を毎年1人(初年度は2人)選抜して日本に留学させる活動を行ってきたのも、孤児たちに生き甲斐を持ってもらおうとの考えから。日本語学校「赤門会」に趣旨を訴えて、初年度の授業料、寮費の免除も取り付けてきた。初年度来日した2人の留学生は今春、自動車整備士や旅行関係の専門学校への入学を果たした。


■「育英基金」設立を計画

 しかし2年目以降の学費は自ら捻出しなければならない状況にあった。同会では、不況下でアルバイトもままならない状況から何とか留学生の支援をと9月9日にチャリティ・ゴルフコンペを企画しており、収益の中から留学生のための「育英基金」を設立する計画だ。育英基金は、現在来日している4人の留学生と今後毎年1人ずつ呼び寄せる人材の育成に活用するという。

(1999.09.01 民団新聞)



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