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講座制・民族大学

名古屋アカデミーが開講



 【愛知】在日同胞の生涯教育を踏まえ、幅広い知識を学ぶために民団が全国的に展開している講座制民族大学の「名古屋コリアンアカデミー」が4日、愛知韓国人会館で90余人の受講生が参加して開講した。

 開講式では民団中央本部の金宰淑副団長が激励辞を述べた。また地元の民団愛知を代表して沈在駿同本部副団長が「自分自身を認識することが、日本との共生社会実現に必要だ。お互いが理解し合うためにもコリアンアカデミーで知識を身につけよう」と受講生を激励した。

 初回は花園大学の姜在彦教授が「在日にとっての母国の歴史」をテーマに、約2時間にわたり韓半島・日本の歴史と在日同胞との関わりについて講演した。

 同アカデミーは来年2月まで10回にわたって様々な視点から本国の歴史、文化や在日同胞の生き方についての講演が行われる。また11月27日に行われる「日本の中の渡来文化を考える」(鄭早苗講師)では、バスで滋賀県近江地方に残る渡来文化史跡をめぐるフィールドワークも予定されている。

(1999.09.08 民団新聞)



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