民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆東大門は「青少年安全地帯」

 ソウル地検少年部は8月22日、最近、青少年らに人気のショッピング街となった「東大門ファッションタウン」一帯を、青少年安全地帯「青い憩いの場」に宣布した。その一方で同地検は同地域に立ち並ぶ「コピョンプレヤ」、「斗山タワー」、「ミリオレ」など、大型ショッピングを訪れるハイティーンたちをねらった強奪、窃盗などの犯罪増加を予想し、ソウル地検所属犯罪予防機動巡察隊を集中配配置し取り締まる方針だ。

 検察関係者は「これまで主に公園を青少年安全地帯に指定したが、今後は実効性を高めるため、流動人口密集地域に対する巡察を強化する計画だ」と話している。これまで、ソウルで「青い憩いの場」に宣布した場所は大学路のマロニエ公園だけだ。


◆京畿地域の大気汚染が深刻化

 水原市が大気汚染が最も深刻な地域に選ばれるなど、京畿道の首都圏地域7都市が汚染度が高い14都市中に含まれた。同地域は今年に入り、最悪のオゾン汚染状況を記録した。水原はオゾン濃度が注意報基準値(時間当り0.12ppm)を超え、今年最高の0.17ppmを記録したほか、城南には午後2時から何と5時間もの間、オゾン注意報が下された。

 専門家らは「強力な酸化剤のオゾンにさらされた場合、人の気管支や肺組織の細胞が損傷される。長期間にわたると肺気腫になり、激しい場合、肺ガンを誘発する」と早期対策を訴えている。


◆水原でLPGバス運行

 大気汚染を減らす天然ガスバス100台が2002W杯が開かれる水原で来年下半期から運行される。京畿道は来年初旬まで、天然ガスタンク2カ所を新設。市内のバス会社が天然ガスバスを購入した場合、購入費用中1650万ウォンを補助する。

 また、バス登録時に必要な1000万ウォンの付加価値税と取得税についても免除する。さらに、環境改善負担金も免除し、市内バス会社の天然ガスバス拡大運行を誘導する方針だ。天然ガスを燃料にした場合、既存の軽油バスより媒煙が100%減少され、二酸化炭素の排出量も15%まで縮小できる。


◆大邱に韓国最大の野外音楽堂

 大邱に3万人収容の韓国最大規模野外音楽堂、「トゥリュゥ公園・野外公演場」が10月1日にオープンする。公園内3万3000uの敷地建てた野外公演場は韓国の大手スポーツメーカー、「コーロン」が97年10月に着工し、100億ウォンの事業費を投入して建設するもので、完成後は大邱市に寄贈する予定。600u規模の大型ステージのほか、裏側には500席規模の小音楽堂が設置され、大小の公演も可能だ。

 舞台には360度展望型メーンスピーカーが設置され、座席には20個の照明とスピーカー兼用設備を揃えており、観覧客を多数受け入れる施設になっている。


◆全州に「韓国料理文化館」建設へ

 韓国伝統料理の本場である全州に、同地区の料理を継承・発展させる「飲食文化センター」(仮称)が建設される。全羅北道は2001年まで全州市内に建設中のパンソリ劇場と連係し料理博物館、調理講習場、展示・販売場などを揃えた「飲食文化センター」を建てることを明らかにした。

 全州市の環境保健局長は同センターの建設について、「ピビンバやもやしご飯、韓定食など、全州料理の世界化と観光資源化の一環」と話している。

(1999.09.08 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ