民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆仁寺洞でジャージャー麺公演

 ジャージャー麺を食べながらライブコンサートを楽しむ、異色的な行事がソウルの仁寺洞で開かれた。民衆美術家の林オクサン氏が主管する「貴方も芸術家」シリーズ行事の一つとして「五感で楽しむ飲食パフォーマンス」というテーマで行われたものだ。

 楊平で自然料理伝聞飲食店を経営する料理研究者の林さんが出演、既存のジャージャー麺と違い、きのこ、種、ごま油などの自然材料を用いたジャージャー〓を即席で作って観覧客らに提供した。また日本人歌手と韓国のグループ「オオブ」が出演し、韓日ライブコンサートが企画された。


◆無縁故者の墓地を掃除します

 「子孫がいない墓地の整備を引き受けます」。京畿道廣州郡廣州邑では秋夕を前後して、無縁故墓地の草むしりの代行サービスを行った。廣州邑は今年、出稼ぎ就労事業として墓地の伐草作業を企画、放置されたままの墓地を整備することを目的としている。

 廣州邑が伐草作業をした所は炭筏里と中垈里の公営墓地。両墓地合わせて2600基が建てられているが、このうち800基余りが縁故者がいない状態となっていた。

 9月初旬から秋夕にかけて毎日50余人を雇用し、草むしりなどの整備を行った。また、草むしりした草はむだにせず、清掃車で墓地内の堆肥場に運搬、肥料生産にも役立た。


◆大田で無形文化財祝祭

 全国の水準高い伝統文化が一堂に会した「新千年を迎える無形文化財祝祭マダン」が10月2日から4日間、大田市のエキスポ科学公園・ノリマダンで開かれた。

 「5000年の息吹、新たな千年の願い」をテーマに、「固城・五広大ノリ」、「蜜陽・ペッチュンノリ」、「珍島タシレギ」、「北青・獅子ノルム」、「ソウル・ナムセグ」、「鳳山仮面劇」など、全国16の無形文化財がお目見えした。

 特にこの公演を前後して「ハンピッ・タワー」周辺で無形文化財保有者と出演者、観客が一体になる広場も企画された。


◆釜山で国際靴・皮革展

 「第7回釜山国際履き物・皮革製品展」(PIFOS)が釜山コンベンションセンたー(PUEXCO)主催で10月15日から19日まで、釜山貿易展示館で開かれる。

 今回の展示会には20カ国230の企業が参加。韓国内では昨年の2倍近い63業者が参加、115のブースを構成し125品目の製品を展示する。

 展示品目は履き物と皮革製品の二分野にわたり、完成品とパーツ、原材料、関連機器などが並ぶ。また同展示会を記念し、今年初めて行われた「韓国履き物デザイン公募展」の入賞作品100余点も展示される。


◆恐竜足跡の化石が天然記念物に

 韓国の文化財庁は9月17日、慶尚南道固城郡下二面の徳明里海岸恐竜足跡の化石産出地を天然記念物411号に指定した。

 徳明里海岸は約1億年前に形成された、中生代の地層で、海岸線4qにわたって多様な恐竜足跡の化石2000余個が発見された。この恐竜の足跡、大きいものでは直径40〜50pに達する。

 恐竜足跡の化石を調べた文化財委員らは「恐竜足跡の数や分布の側面で、中生代のものとして世界的規模」とし、「約1億年前当時、恐竜の生活像はもちろん中生代の海陸分布と堆積環境が解析できる重要な資料」と話している。

(1999.10.06 民団新聞)



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