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臨海副都心で光州キムチフェア

本場キムチを販売、4万人でにぎわう



会場入り口に並べられた100種類以上のキムチ

 ひと味違う本場キムチの味を見て、体験、理解してもらおうと「光州キムチフェア」(光州広域市主催)が八日から四日間、東京の臨海副都心「有明レインボータウン」で行われた。会場では光州市内を中心とする中・小三十社がブースを設けて自慢のキムチを出展したほか、専門講師によるキムチを使った料理教室と講演、各種文化芸術講演などもあり期間中、四万人以上(主催者発表)でにぎわった。

 今回のフェアでは日本の消費者に本場のキムチの違いを分かってもらい、将来の市場拡大につなげていくことを第一の目的としている。このため会場入り口には百種類以上にのぼる実物のキムチを展示、パネルではキムチの歴史と由来、効能、栄養を説いている。

 各ブースでも販売は二の次とばかり韓国産キムチの効能及び栄養をアピールしていた。なかには「辛さ十分の一、甘さ三倍」という説明書きも。白菜キムチは「国内より安い」価格で提供、「経費ぐらい出ればいい」という会社もあった。

 イベント会場では鄭大聲さん(滋賀県立大学教授)をはじめとする食文化の研究家が講演、さらにサムルノリ公演も行われ、祝祭ムードを盛り上げていた。

(1999.10.13 民団新聞)



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