| 欧州でも大人気を呼んでいる 大宇のコンパクトカー「マティス」 |
韓国の現代自動車と大宇自動車が日本コンベンションセンター(千葉・幕張メッセ)で開催中の第33回東京モーターショーで日本市場向けの戦略車を発表、一般観覧客の関心を集めていた。
国内最大のメーカー、現代は、コンパクトカー「Santa・Fe(サンタ・フェ)」とRV(レジャー用多目的車)「TRAJET(トラジェ)」を前面に押し出した。
現代の「サンタ・フェ」は精かんで力強い外観が特徴。4WDシステム採用、独立懸架サスペンションを装備しており、市街地はもとよりオフロードもものとはしないという。もう一つの主力車種「トラジェ」はミニバンでありながら外見は高級セダン仕様で7人乗り。両車種とも2000年末から2001年にかけて日本市場にデビューさせる予定。価格は未定。
| 現代自動車の「サンタ・フェ」 |
一方、大宇はヨーロッパで30万台販売の実績を誇るコンパクトカー「Matiz(マティス)」をインターネットを通じて11月7日から売り出すことにしており、展示ブースの中心に据えた。
「マティス」はドイツ製のエンジンを搭載、デザインはイタリア、システムの隅々に日本、アメリカ、英国、フランスなど「世界の技術を集めた」ミニカー。今年の3月にイタリアの自動車専門誌から「私のいちばん大好きな車」に認定されたほか、4月には西ヨーロッパ13カ国の消費者による車格別ブランド調査結果ではフォルクスワーゲン、フォードと並んで「世界最高のミニカー」に選ばれた。
| 現代のワゴンカー「トラジェ」 |
(1999.10.27 民団新聞)
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