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同胞のお年寄りを喜ばす

金剛学園児童が「故郷の家」慰問



 【大阪】金剛学園(李大燦校長)の児童が20日、大阪府堺市にある社会福祉法人・こころの家族「故郷の家」を慰問、歌やチャンゴ演奏で在日同胞のお年寄りを励ました。同学園が福祉学習の一環として毎年実施している恒例行事。今年は小学校2、3年の児童64人が訪れた。=写真=

 2年生児童はピアニカを手に語りを入れながら「ケグリノレ(かえるの歌)」を合唱、お年寄りたちは感極まった表情で「アイゴ、ネーチャシギヤー」(可愛い、可愛いの意味)と歓声をあげ、涙を流していた。

 続いて韓服で盛装した3年生の児童がチャンゴを演奏。車いすのお年寄りは、自然と手を動かし、リズムをとる姿が見てとれた。最後は2、3年生全員で「トラジ」を歌い、再会を約束していた。お年寄りの中からは「また来てね」との声が飛び交った。

 田内文枝施設長は「子どもたちの元気な歌声、とってもうれしいです」と感謝の言葉を述べた。

 この日、李大燦校長と担当教諭、舞踊指導の車千代美講師、保護者らが同行した。25日には同一、4年生の児童44人が「故郷の家」に隣接する「ケアハウス・セットンの家」を訪問、舞踊「嫁に行く日」やチャンゴ演奏でお年寄りを喜ばせた。

(1999.10.27 民団新聞)



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