金大中大統領は11月28日、小渕恵三首相とマニラ市のホテルで会談し、両国の経済、文化交流の一層の促進を確認、両首脳が2000年1月1日にテレビを通じ、それぞれ相手国民に友好親善のメッセージを伝えることで基本合意した。
また、地方参政権獲得運動についても、金大統領は「来年中に妥結できるよう首相の指導力に期待する」と早急な法整備を強く求めたが、首相は「自民党内にさまざまな意見があり、党内調整をしている」と説明するにとどまった。
金大統領は「天皇陛下訪韓や韓日共催のサッカーワールドカップ(W杯)などの機会を通じ、一層の協力関係を構築したい」と表明。新たなミレニアム(千年紀)が始まる来年元日に、両首脳がテレビを通じ「20世紀の不幸な時代を克服し、友好と親善の新世紀のスタートを切る」ためのメッセージを両国民に伝え合うことを提案した。
これに対し小渕首相は「大変よいアイデアだ。至急、検討させたい」と賛同した。
(1999.12.01 民団新聞)
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