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炭焼きカルビに1400人

荒川・三河島で焼き肉祭り



煙でもうもうとする会場には
長い行列が絶えなかった

 「第3回焼肉フェスティバルinあらかわ」が11月28日、東京荒川区・三河島駅前の旧真土小学校で行われ、地元区民ら1400人が炭火焼き肉の味を楽しんだ。「三河島を中心に荒川区と言えば焼肉店の街。街の目玉を内外にアピールし、町おこしの一環に」との趣旨で行われたもので、今年で3回目。民団荒川支部、荒川区をはじめ、町内会、商店会などで構成した「実行委員会」が主催、東京電力、東京ガス、NTTなどが協賛した。

 12時のオープン前から長い行列ができ、急きょ時間を繰り上げてスタート。準備された特上カルビが会場のあちこちに設けられた炭火で次々に焼き始められた。

 煙でもうもうとする会場には、1人500円の入場料で4人前まで食べ放題とあって、朝9時から並んだという人や、家族ぐるみでの参加が目立ち、地元区民だけでなく、千葉県や埼玉県からかけつけた人もいた。

 今年も精肉卸業や炭店の協力も得て肉と炭などは原価で仕入れた。

 しかし、準備した500キロの肉はあっという間に足りなくなり、12過ぎの時点で精肉業者に急きょ追加したほどだった。午後4時までの予定だったが、予想以上の人気で12時半までで入場制限を行った。

 今年は会場に特設されたステージで在日韓国青年会によるサムルノリの演奏も披露され、ムードを盛り上げたほか、朝鮮総連同胞の焼肉店も協賛に加わった。

 民団東京・荒川支部の洪元延支団長は「三河島のまつりとしてすっかり定着した。焼き肉で在日同胞と日本人との理解と交流が広がりうれしいことです」と目を細めていた。

(1999.12.01 民団新聞)



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