| 滋賀県湖東地区の渡来史跡を 訪問する受講生 |
【愛知】百済、新羅から日本へ文化や技術をもたらした渡来人の足跡を訪ねるフィールドワークが11月27日、滋賀県の湖東地区を中心に行われた。
同企画は、今年9月から開催されている名古屋コリアンアカデミーの一環として行われたもの。受講生ら32人が観光バスを利用して雨森芳洲庵、百済寺、石塔寺、鬼室神社、新羅善神堂など、主に百済からの渡来人が残したゆかりの地を訪ねて回った。
講師は韓半島の通史に造詣が深い大谷大学の〓早苗教授。それぞれの史跡を前に、当時の百済と日本のつながりなどを詳細に分かりやすく説明した。
天候にも恵まれ、紅葉の山野を歩きながら受講生たちは、わずか数戸の小集落がこれらの史跡を「地域の大切な存在」として守り続けていることに深い感銘を受け、先人たちの偉業にロマンを感じていた。
参加者の中からは「同窓会をつくり、継続してこのようなツアーを企画しては」という声も相次いだ。
(1999.12.08 民団新聞)
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