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団員だけでなく地元日本人らも訪れて
にぎわう民団墨田支部の韓国物産展

■地元日本人らにも人気

 支部や本部に商工協同組合があるけれど、なかなか活性化されない―。協同組合を通じて団員にサービスをと民団東京・墨田支部(李正治支団長)は今後、団員向けに韓国物産の販売を開始することにした。

 これに先立って、団員らにどのような韓国物産を販売するのかを広く知らせるために11月27日、支部会館で「韓国物産展」を実施した。


■FAXでの通信注文も

 当日は会館の入り口と四階ホールにキムチやノリ、冷麺、サムゲタンなど韓国直輸入の物産を展示・販売した。支部からの呼びかけビラを見た団員らが次々と訪れ、「品数も多いし、安い」と袋一杯に様々なアイテムを買って帰る団員が相次いだ。

 団員ばかりでなく、会館入り口での呼び込みに、地域の日本市民らも駆けつけた。「これはどうして食べるの」などの質問に、懇切丁寧に作り方や保管方法を説明するなど、初めての韓国食品購入にアドバイスしていた。


■商工協同組合を再建

 同支部は団員サービスの一環として古くから商工協同組合を設立していたが、組合活動はさほど活性化されていなかった。しかし、2世の李支団長はじめ役員らが「何か団員のためになるものを」と頭をひねったのが韓国物産の販売。業者から安価で仕入れることで団員向けに廉売できることになった。また、日本でも本場のキムチをはじめ直輸入の韓国物産の人気が高いことから、団員だけでなく幅広く地域の日本市民にも販売していく方針だ。

 仕入れは韓国物産を一手に扱う在日本韓国食品協議会(金永悦会長)が受け持つ。同協議会は食品添加物を加えた"キムチモドキ"はキムチではないと、本物のキムチを広げていく運動も展開している。その過程で同支部とタイアップした。

 韓国物産展終了後、支部では団員からFAXや電話で注文を受け、宅配便で団員宅に届けるシステムを運営していく。

(1999.12.08 民団新聞)



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