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友だちの輪を作ろう

今年も各地でオリニクリスマス



 日本の学校に学ぶ同胞子弟たちの民族教育の一環として毎年各地で開催しているオリニのクリスマスパーティが、今年もクリスマスを前後して各地で開催される。主催する民団や青年会などでは参加したオリニに楽しい1日を過ごしてもらおうと各種企画を計画している。


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 今年のオリニを対象としたクリスマスパーティは十八カ所で計画されている。また現在計画中の地方も含めるともう少し増えそうだ。

 各地とも、オリニが喜ぶ企画として真っ先にあげているのはプレゼント。民族文化の香りがするグッズやゲームまで様々な物を準備しているが、内容は当日まで秘密という。ボウリング大会を計画しているのは長崎・諫早支部。三重ではクイズ、ビンゴ、カラオケ大会で楽しむ。宮城では青年会員の手料理がふるまわれる。また一足早く餅つきをするのは京都。

 一方、県内の1世から4世まで全員を対象に実施しようというのは栃木青年商工会だ。オリニだけでなく家族全員で楽しめるクリスマス会を計画している。

 オリニのクリスマスパーティは、日本の学校に通うオリニがほとんどという状況の中で、少しでも民族的な企画に触れると同時に同世代の友達を見つけて欲しいと続けられてきた。同様の趣旨で実施されているオリニ林間・臨海学校や土曜学校とも連携した企画となっている。林間・臨海学校に参加したオリニたちに継続的に民族的催しに参加してもらうために実施されている。

 家庭内だけでは十分ではない多くの同胞とのつながりをオリニに知ってもらうおうという企画だ。この間オリニを参加させた父母たちからも「自分が韓国人であり、多くの仲間がいることが分かったようです。小さな友達のつながりですが、子供心に与える勇気は大きいと思う」と言う。

 今年も各地方で開催されるオリニのクリスマス会でちびっ子たちの交流が育まれそうだ。

(1999.12.08 民団新聞)



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