民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆大晦日に光化門でミレニアム大祝祭

 ニューミレニアムを迎える大晦日から年明けの元旦まで100万人の国民と1万人の出演者による韓国最大のイベントが開かれる。新千年紀開幕の象徴として元旦に出産する「ミレニアムベビー誕生」の瞬間をインターネット上で生中継するほか、プロゴルファーのパク・セリ、プロ野球の李スンヨプなど、スターらが光化門広場でのイベントに出演する。

 この他、大晦日の日没に全国でかがり火を焚き、その火をバイク500台で光化門に運び、韓国民の英雄である李舜臣将軍の銅像前に点火する。

 「ゆく千年、くる千年」と名付けた光化門前のイベントには「韓国の始祖」檀君から朴正煕大統領まで、韓国の歴史人物100人が仮装で登場し、10代から60代まで、各世代の1月1日生まれ2000人を招いた誕生日祝いも行われる。


◆臨時キムジャン市場設置

 キムジャン(キムチ漬け)の季節を迎え、臨時キムジャン市場があちこちに開設されている。

 キムジャン市場は各地方自治体が農協など、生産者団体とタイアップし住居地に開設したもので、安くて新鮮な材料がそろうのが特徴で人気を呼んでいる。

 キムジャンに適正な時期は平均気温が4度以下であり、気象庁の長期予報によると今年の中部地方では12月上旬がこの時期になると予想しており、市内の主婦たちもこの時期に一斉にキムジャンを行うものと見られる。


◆女子学生61%が男女共学希望

 「大邱地域の中・高校に男女共学校を増やすべきだ」。大邱暁星カトリック大の教授がこのほど女性政策討論会で「中・高等学校男女共学の方向に対する実態調査」の論文を発表した中で、大邱地域の中・高校生1200人を対象に行ったアンケートの結果、女子の61.4%、男子の55.8%が「男女共学が良い」と答え、「悪い」と答えたのは男子8.8%、女子5%に過ぎなかったと明らかにした。

 また、父母400人を対象にしたアンケートでも「男女共学が良い」との回答が54.5%と圧倒的している。

 現在、大邱地域の共学率は中学校で18.1%、高校は23%で、全国平均(59.3%と52.6%)に比べてかなり低く、同教授は「いち早く男女共学を増やすべきだ」と主張している。


◆外国人は交通渋滞と環境汚染憂慮

 ソウルに居住する外国人はソウルの生活に対する満足度が年々低くなっており、特に道路混雑や大気汚染を憂慮していることが分かった。

 ソウル市が最近、ソウルに居住する18才以上の外国人523人を対象に実施した世論調査によると、67.1%が「ソウルは住みよい」と答えたが、97年の75.6%、96年の76.3%よりは多少満足度が低くなった。

 「住みよい」理由として、交通便が良い、人情、ショッピングと観光、自然景観、文化生活の順。

 「住み難い」と答えた理由では交通渋滞が最も多く26.7%で、この他に外国人に対する偏見、高い物価、環境汚染、意志疎通の困難の順。


◆誇らしいソウル市民70人を選定

 ソウル市は3日、今年下半期の「誇らしい市民賞」受賞者に梁スンオック氏(49・理髪師)ら70人を選定した。

 梁氏は自身が小児痲痺の障害を体験していながらも、17年間、毎週火曜日に老人ホームなどを慰問し、無料で散髪するボランティア活動をした功労が認められた。

 「誇らしい市民賞」は健康な市民社会を作り、地域社会発展のために努力した模範市民を探して地域社会発展、市民和合、社会秩序確立、美風良俗、勤倹節約等5つの部門で選抜される制度だ。授賞式は7日に世宗文化会館で開かれた。


(1999.12.08 民団新聞)



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