人生と歴史を そして未来を語ろう

「在日100年の証し」を体系的に整理した「在日韓人歴史資料館」が24日、韓国中央会館の別館にオープンした。全容の一部をさっそく紹介しよう。3Fには受付窓口と事務室があり、図書資料室、映像資料室、セミナー室が配置されている。2Fにはエントランスがあり、向かって左に常設物の第1展示室、右に企画物中心の第2展示室がある。テラスには1930年代の朝鮮市場や韓薬房が再現されているほか、レプリカのエミレの鐘や懐かしい農村風景を描いた巨大な壁画がある。ここを訪れた同胞たちは、自ずと自分の人生と同胞の歴史を振り返り、未来を語りたくなるだろう。


●開館時間=10:00〜18:00(展示室は17:30まで)

●休館日=毎月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日も休館)・日本の祝日・年末年始(12月28日〜1月4日)・資料整理日(毎月第2・4水曜日)

●入館料=無料

●所在地=〒106‐8585東京都港区南麻布1‐7‐32韓国中央会館別館

●連絡先=電話03‐3457‐1088/IP電話050‐3580‐0587/FAX03‐3454‐4926/Eメールzainichi100@nifty.com


「100年」を分かりやすく多彩に

多摩川での砂利採取光景を人形で再現した。この重労働に多くの朝鮮人が従事し、下流から上流まで朝鮮人集落ができた

写真や生活用具などが見やすく配置された展示室

在日同胞関係の書籍をそろえた図書資料室

 
1930年代の同胞集落によくあったバラックを再現した。中の家具・生活用具は当時使われたもの。手前はかまどで、オンドルの熱源となった   同胞たちの健康を支えた1930年代の韓薬房

(左上)土方労働者の弁当いれ=長野県・文慶洲さん寄贈。(同下)1926年頃に渡日した李三伊さんが子どもたちのために使った弁当箱=長野県・故李三伊さん旧蔵。(右)砧棒(きぬたぼう)故・張銀順さんの遺品。1930年代から使われていた=千葉県・張福子さん寄贈


70年前のチェサ台と屏風。済州島出身の故・鄭煕玉さんが1930年代中頃に故郷から持ってきたもの=大阪府・鄭孟潤さん寄贈


 
初期のパチンコ玉貸し器(1950年頃からホール経営を始めた康民善氏の店舗で60年代に使われたもの)=静岡県・康民善さん提供   玉を1個ずつ手で込めた時代のパチンコ台=パチンコ博物館所蔵


朝鮮歌謡の1930年代のレコード盤=愛知県・朴燦鎬さん寄贈


解放直後に使われていたチャンゴの一部。中に「チャンゴの注文は広島県海田町黄順必宅に」とハングルで書かれている=民団岡山県本部寄贈


(左)大工道具=静岡県・金慶寿さん寄贈。
(右)朝鮮飴を切るハサミ。朝鮮飴を商う同胞は多かった=岩手県・木山千寿さん寄贈