これはキムチをつけることを言うのだが、立冬を前後してつけたキムチが1番おいしいという。独特な香辛料とビンを地中に埋めている間の温度保持によって生じた乳酸が菌の繁殖を抑えるため、整腸作用をなし、辛さに慣れさえすれば、世の中にこれ以上おいしいものはないと思う。私はキムチを食べるたびにこれを発明した祖先に感謝している。
前のロス五輪のときもそうであったが、今度のソウルアジア大会の選手村でも、各国選手がキムチに殺到した騒動は、しばしば新聞が報道したとおりだ。
キムチは多種類あるが、開城のポッサムキムチと言うのが王様書くであろう。ずいぶん前から日本でもキムチを売る店があったが、驚いたことに最近は、韓国から直接日本にキムチを輸出しているという。今は都内の大手百貨店でキムチを買っていない店はないだろう。
画・文
木丁・金龍煥
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