これも旧正月15日安東で行われる勇敢な団体競技である。6メートルに達する樫の丸太2本をX形に結えて作った「ドンチェ」2本を作って、約300人の群集が東西に分かれて争う。李舜臣将軍のようななりをした片方の総大将が、「押せ」「引け」「回れ」という3つの号令で300人の見方を指揮して、相手の「ドンチェ」を地に着かせるか奪取すれば勝利するのである。
突起すべきは、これだけの大群衆が興奮して戦いが激化する最中でも、決して相手を足で蹴飛ばすとか拳で殴ってはいけない。また、いかに味方が有利な瞬間でも、相手が地上に倒れた場合は直ちに退いて助け起こした後、再び戦うというヒューマニズム的規則があることだ。
大将の上げる手のひらの動きで進退する兵卒たちは、腕を組んだまま肩で相手を押し返すだけで、その他の行動は一切許されない。
画・文
木丁・金龍煥
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