2013orini
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 出土する「紡鐘車」等から、木綿をのぞいた韓国の麻布、苧布、絹布等の織物が、非常に古い時代からあったことが、考古学的に証明されている。木綿だけは、1380年ころ、文盆漸が中国から種を持ってきたが、麻や絹は少なくともAD2〜3世紀以前から韓半島の住民はこれを使用していた、と推測されている。そのうち麻布はいまだに手織りが続いているのだ。

 第2次大戦の前韓国の農家では、嫁達は、本来の家事の合間に、麻の種まきから布に織り上げるまでをやり遂げるのであった。

 その複雑な家庭の中で、隣近所の主婦達が集まり「トレキルサム」という共同労働をするのが、この麻の織り絲をつなぐ「サムサムギ」である。

 織り絲をこする為、股の付け根まで捲り上げた女達の白い膝は、幼い私には君が悪かったが、絲束を運ぶおじいさんの視線が結構忙しく動いていたのを憶えている。

画・文
木丁・金龍煥


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