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民団兵庫　創団60周年記念事業　盛大に開催！ 2007/02/01
 
韓国民団兵庫県本部が創団されてから60周年を迎えることを記念して、12月10日神戸文化ホールで記念事業が開催され、同胞・日本人ら約2000人が集った。
　式典に先立ち、1946年12月の民団兵庫創団からの歴史をスライドが上映され、草創期の困難な時代から韓日条約締結後の永住権獲得運動、1970～80年代の諮問押捺拒否運動をはじめとする権益獲得にむけた取り組みなどを振り返った。1995年の阪神・淡路大震災時の国籍を越えた助け合いや多文化共生に向けた取り組みや朝鮮総連とのワンコリア事業、韓国語講座や10月ﾏﾀﾞﾝの開催など今日の韓流ブームにつながる文化活動なども紹介された。

　あいさつにたった白永煕団長は、「創団60年を迎えた民団は人間に例えると還暦を迎えたことになります。しかし、60歳はまだまだ働き盛りです。今日のこの日を新たなる飛躍に向けた一里塚とし、先輩たちの民族愛の精神を今一度呼び起こし、次の70周年、80周年に向けたステップにしていきたいと思います」と述べた。

　式典では鄭進民団中央本部団長をはじめ金永喆韓国領事館神戸事務所長、井戸敏三県知事、矢田立郎神戸市長ら多くの来賓の方々が参席され、祝辞を述べられた。また、永年民団兵庫に多大な貢献をされた諸先輩、ご家族の方々も多く参加された。本部歴代団長には白団長から感謝杯が授与され、功労者の方々には民団中央、大使館、領事館から表彰が授与された。

　記念式典の第2部は、貞洞劇場による韓国伝統芸能の数々が披露された。古典的な伝統芸能の中にも、最近の韓流ドラマ「冬のソナタ」の主題歌が演奏されるなど常に新しい流れを取り入れる貞洞劇場の公演に対し、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

　式典のラストは、豪華な賞品が当たる大抽選会が行われた。本部からのソウルペア旅行をはじめ、韓国商工会による済州島旅行や婦人会による花束など各傘下団体からの賞や、各支部からの豪華賞品などが抽選された。また協賛団体からも素晴らしい賞品が贈られた。韓国の「伝統エプロン」が当たった女性は、「もらえると思っていなかったので嬉しいです。貞洞劇場の公演もとてもすばらしかったし、来てよかったです」と話していた。
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