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大阪市立大入試、選択外国語に来年度から韓国語導入 2007/02/07
 
 【大阪】大阪市立大学の第2次入学試験(前期日程)の外国語選択教科に08年度から新たに「韓国・朝鮮語」が加わることになった。民団大阪本部(金漢翊団長)や民族教育をすすめる連絡会(朴洪奎共同代普jなどの要望活動が実った。母国語が選択科目の一つになることで、民族学校での韓国語学習にいっそう熱が入るものと期待されている。

◆民団大阪「他大学への波及期待」

 大阪市立大の外国語教科出題は現在、英語、ドイツ語、フランス語、中国語からの1科目選択方式をとっている。08年度からは「必修英語」にプラスして選択外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国・朝鮮語から1科目選択)を選べる。入試では「必修英語」と選択外国語の合計得点で評価される。

 民団大阪本部は第2次試験の外国語選択科目として韓国語を採用するよう94年度から要望してきた。それだけに、部分選択とはいえどようやく念願がかない、「英語偏重の大学受験にあってアジアを視野に、在日多住の地域性を考慮して韓国語が採用されたのは画期的。大阪府立大学など他大学への波及も期待できる」と喜んでいる。

 同大学は02年度からセンター試験の外国語科目に「韓国語」が採用されたのを機会に、まず大学センター試験の科目として導入していた。その後、昨年7月には学長をトップに17人の学内関係者で告ャする入試委員会で第2次試験での「韓国・朝鮮語」の導入の大枠を決め、下部の委員会に詰めの検討をゆだねてきた。詳細が決まったのは1月10日のことだった。

 ただし、第2次試験外国語で韓国・朝鮮語など部分選択の占める割合は7月の選抜要綱発浮ワでは未定。同本部では今後ともできる限り割合を高めるよう働きかけを強めていきたい考えだ。

 大阪市立大学では昨年度、第2次試験で外国語の選択科目でドイツ語とフランス語を選択した学生はいなかった。わずかに中国語が5人いただけにすぎない。一方、大阪府立高校での韓国語履修者数は年々増えており、06年度は1211人(33校)にのぼっている。このほか大阪市立高校でも8校で韓国語の講座を開講しているだけに、学習意欲が高まるのはまちがいなさそうだ。

 鄭炳采同本部文教部長は「在日韓国人にとって韓国語を積極的に学ぶための動機付けとなればうれしい」と感想を述べた。


◆「励みになる」 民族学校関係者

 民族学校関係者は「子どもたちの励みになる」と一様に歓迎する談話を発浮オた。

 大阪市立大とは地理的にも至近距離に位置する白頭学院建国高校の李鐘建教頭は「やっと実現した。どういう入試問題が出るのか、これから研究していきたい」と語った。「子どもたちの韓国語のレベルは昔に比べてあがっている」(鄭文植事務長)という金剛学園でも「いい傾向」と喜んでいる。

 また、京都国際学園の李虎雄校長は「制度的な垣根が一つひとつ取り除かれるのは民族学校にとって朗報だ。公立大学に続いて国立大学でも受験の門戸が開かれるのは時間の問題でしょう」と将来に大きな期待をかけている。

(2007.02.07)
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