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<大邱国体>在日が海外同胞総合V…金メダル過去最多 2012/11/20
 

◆国内競技でもメダル獲得

優勝杯を高々と掲げる千柄勝選手団長

 第93回韓国国体大邱大会は17日夜、すべての競技を終え閉会、在日同胞は金メダル13、銀5、銅4の合計22個のメダルを獲得し、海外同胞の部で総合優勝を飾った。この日行われた閉会式で千柄勝在日同胞選手団長は優勝杯を高々と掲げ、喜びを表した。2位は在フィリピン同胞(金4、銀7、銅3)、3位は在豪州同胞(金4、銀1、銅3)だった。

 3時間近くの熱戦を展開したテニス男子の決勝、最後の一投で優勝が決まったボウリング女子5人団体戦など、劇的な試合が目立った。最も金メダル数が多いボウリングチームは、昨年の金メダルゼロの雪辱を果たすため、国体のレーンコンディションを想定した「シミュレーショントレーニング」を行うなど、徹底的な強化合宿を繰り返した。このような選手強化には、千選手団長の大きな支援もあった。

 閉会式後の総括会で千選手団長は「チームワークで勝ち取った総合優勝」であることを強調した。

 とくに今大会、国内競技種目出場者の活躍が目立った。柔道では金2個、銅1個、水泳女子大学でも銅メダルを獲得、いずれも韓国代表候補への布石となり、4年後のリオ五輪で在日選手の出場可能性が見えてきた。実現すれば、在日同胞の五輪代表は88年ソウル大会以来となる。

 スポーツにおける次世代育成と国家代表輩出を大きな目的にしている在日本大韓体育会(崔相英会長)の新たな一歩を示した大会でもあった。

 来年の第94回大会は10月9日から仁川広域市で開催される。

◆国内競技で「金」2つ…柔道は韓国代表も射程に

闘志あふれる攻撃で大学男子柔道66キロ級で金メダルを獲得した金琳煥 高校女子柔道63キロ級で国内の強豪を圧倒し、金メダルを獲得した安沙好

 11日から7日間にわたって熱戦が繰り広げられていた第93回韓国国体大邱大会で在日同胞選手団(千柄勝選手団長)は金13、銀5、銅4の合計22個のメダルを獲得し、2年ぶりに海外同胞の部総合優勝を奪還した。金メダル13個は過去最多。

 今大会、注目すべきは国内競技での活躍だろう。とくに、韓国柔道の強豪たちを次々と倒して金メダルを獲得した2人だ。

 女子高校の部63キロ級で金メダルを獲得した安沙好(埼玉・栄高校2年)は今年3月の全国高校柔道選手権の個人戦で3位、女子団体戦では中堅として活躍し、母校を優勝に導いた。

 彼女の実力に韓国柔道界もぞっこん、大韓柔道会の文元培審判委員長は「まだ17歳だし、今後の成長が楽しみ。リオ五輪までの4年間、ぜひ韓国代表として育てたい逸材だ」と話した。

 大会4日目に行われた柔道大学男子66キロ級では金琳煥(東海大2年)が金メダル、同じく73キロ級の安昌林(筑波大1年)も銅メダルを獲得した。2人とも高校時代に韓国国体で銅メダルを獲得した逸材。金琳煥は少年時代にも活躍、特に相模原市立相原中学校時代の06年に、福岡国際中学生柔道大会団体戦で母校優勝に貢献、愛媛県新田高校で技を磨いた。

 安昌林は桐蔭学園時代にインターハイベスト8の経験を活かし、筑波大学進学後、今年の全日本学生柔道体重別選手権大会では1年生ながら16強入りした。

 国内競技では水泳女子大学・200メートル平泳ぎで蔡知怜(中京大3年)が高校以来の銅メダルを獲得、韓国代表入りに大きく近づいた。 3人とも韓国代表が夢で、「声がかかればすぐに韓国に行く」と声をそろえる。2年後の仁川アジア大会、4年後のリオ五輪が楽しみだ。

◆ボウリングで大躍進「金」5

弱冠18歳ながら、抜群のコントロールでボウリング女子4冠王に輝いた金星伽
海外同胞競技ではとくにボウリングが大躍進を見せた。全10種目の半分にあたる5個の金メダルを獲得し、昨年、金メダルゼロの雪辱を果たした。

 女子はチーム戦の2人組、3人組、5人組を総なめしたほか、大学生になったばかりの金星伽(愛知大学1年)が4日間・16ゲームの合計点上位8人による総合個人王者決定戦の「マスターズ」でも圧倒的な強さを見せ4冠王に輝いた。男子も2人組(権大栄・金富夫)で権が大爆発し金メダルをものにした。

 テニスは男子シングルスで申昇勲(柳川高校3年)、ダブルスは男女(男子=申昇勲・金明範、女子=朴芝仙・金イェ禛)が揃って優勝し合計3個の金メダルを獲得した。(イェ=王へんに世)

 ゴルフは女子の金亜裕美が個人戦と鄭美耶との団体(2人組)でも金メダルを獲得、スカッシュも女子の徐華英が金メダルに輝いた。

 千柄勝選手団長は「正直、予想以上の大活躍。ボウリング、テニスでしっかり金メダルを量産したほか、国内競技の柔道で金メダル獲得は驚き。待望してきた在日同胞の韓国代表選手誕生に期待できそうだ」と満面の笑顔だった。

 在日本大韓体育会の崔相英会長も「まだまだ、埋もれた優秀選手がいるはず。そんな選手を発掘・育成・派遣するのが私たちの役目」と強調していた。

在日同胞代表選手のメダル一覧
メダル 競技 種目 選手名
優勝(金) ゴ ル フ 女子個人 金亜裕美
女子団体 金亜裕美、鄭美耶
スカッシュ 女子個人 徐華英
テ ニ ス 男子シングルス 申昇勲
男子ダブルス 申昇勲、金明範
女子ダブルス 朴イェジン、朴芝仙
ボウリング 男子2人組戦 権大栄、金富夫
女子2人組戦 金星伽、朴祥子
女子3人組戦 金星伽、朴祥子、金光子
女子5人組戦 金星伽、朴祥子、金光子、黄聖姫、金貞姫、鄭錬子
女子マスターズ 金星伽
柔  道 高校女子63㎏級 安沙好(国内競技)
大学男子66㎏級 金琳煥(国内競技)
2位(銀) ゴ ル フ 男子団体 河尊永、姜亮太
テ ニ ス 女子シングルス 朴イェジン
スカッシュ 男子個人 朴起男
テコンド 男子80㎏級 李裕鎮
ボウリング 女子マスターズ 朴祥子
3位(銅) ゴ ル フ 男子個人 河尊永
ボウリング 男子マスターズ 権大栄
水  泳 女子大学200m平泳ぎ 蔡知怜(国内競技)
柔  道 男子大学73㎏級 安昌林(国内競技)

(2012.10.24 民団新聞より)

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